内容説明
地方分権による地方自治が2000年4月から実行段階に入った。本書はR・コックスの流通価値基準(能率・公正・消費者志向)や流通の都市機能性を踏まえ、小売商業政策の転換、流通機能の効率化政策、有効競争政策、中心市街地の活性化等、わが国の流通政策を論述。その上で地方分権時代の地域政策と商業政策を具体的に論じる。
目次
第1章 地域政策論と商業政策
第2章 小売商業政策の転換
第3章 流通機能の効率化政策
第4章 消費者志向と有効競争政策
第5章 街づくり三法と中心市街地の活性化
第6章 地域分権時代の流通政策
著者等紹介
長谷川秀男[ハセガワヒデオ]
1940年北海道に生まれる。1965年東京都立大学大学院社会科学研究科(経済政策専攻)修士課程修了(経済学修士)。現在高崎経済大学地域政策学部教授。日仏経営学会理事、日本経済政策学会理事、アジア経営学会理事、高崎市商工業振興審議会委員、高崎市環境審議会会長等、役職多数。著書に『地域産業政策』日本経済評論社、『先端技術と地場産業』(共)日本経済評論社(昭和62年、中小企業研究奨励賞受賞)、『群馬からみた先端技術と産業構造の変容』(共)日本経済評論社(昭和63年、中小企業研究奨励賞受賞)、『産業のグローバル化―基礎流通経済新論―』(共)文真堂、等多数
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