内容説明
日本批判の欧米の実態を新手法で解く。欧米10カ国の比較可能性を最大限に追求した共同研究の成果であり、欧米の企業体制・経済構造を説得的に追及するものである。役員兼任に関する研究領域での現在の到達点示す理論・実証的体系書。
目次
第1章 理論的枠組と研究デザイン
第2章 1976年の国内ネットワーク―構造比較
第3章 役員兼任と企業の経済活動の相互作用
第4章 オーストリア株式会社
第5章 ドイツの企業ネットワークにおける産業と銀行業
第6章 オランダのネットワーク―兼任の類型とネットワークの構造
第7章 センターにおける銀行―分権化されたスイスの統合
第8章 ベルギーの役員兼任ネットワークにおける金融集団
第9章 フィンランドの役員兼任―制度的集団とその拡大する統合
第10章 フランスの役員兼任―金融集団と産業集団
第11章 イタリアにおける所有・資本・ネットワーク構造
第12章 イギリスの企業ネットワークにおける銀行の影響圏
第13章 アメリカの兼任ネットワークにおける地域性と統合
第14章 超国籍ネットワーク
第15章 結論