内容説明
本書は、ドイツ経済の今後の展望に不可欠なドイツ経済発展の金融的側面と統合の金融政策を分析・解明し、それを支えてきたドイツ連邦銀行の通貨・金融政策の基本理念を概観するものである。なお、新生ドイツの経済状態および、経済発展過程の長期的展望に関心を持つ読者のために、基本経済指標を付す。
目次
1 新生ドイツの金融政策
2 金融資本と実物資本の形成過程
3 金融・信用政策の変遷
4 競争原理と貨幣価値の安定
5 規制緩和および金融イノベーションと貨幣価値
6 経常収支均衡と政策目標
7 固定相場制から変動相場制への金融政策
8 ドイツ連銀法の理念「貨幣価値の安定」