内容説明
新事業への進出、新組織形態の採用、新技術の開発など、現実の企業行動は極めて多様に展開している。本書は、企業が自らの維持・存続のために従わざるをえない究極的な行動原理を学説追究により解明するものである。
目次
第1部 企業理論の発展(制度論的企業論としての経営学;企業の「売上高極大化」目的と企業成長―ボーモルの所論を中心として;企業の「成長率極大化」目的―マリスの所論を中心として;経営者自由裁量の理論―ウィリアムソンの所論を中心として;企業行動と組織形態;「取引費用の経済学」)
第2部 企業と経営者(経営者の利害調整職能;企業成長と経営者―ペンローズの所論を中心として;企業行動と効率・市場支配・革新―垂直的統合に関連させて;「所有と管理の分離」と企業の行動原理―代理人理論と関連づけて)