ニューロパシックペインの今―正しく基礎知識を整理して治療戦略を立てる

ニューロパシックペインの今―正しく基礎知識を整理して治療戦略を立てる

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 240p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784830628122
  • NDC分類 494.24
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 《責任編集》
高崎 眞弓 宮崎医科大学教授
弓削 孟文 広島大学教授
稲田 英一 新葛飾病院副院長
岩崎  寛 旭川医科大学教授
ペインクリニックの診療の現場で対応に苦慮する疾患の多くは「ニューロパシックペイン」である.本書は,ニューロパシックペインの診断,治療計画の立てかた,薬物療法,侵襲的治療法,患者の社会復帰の支援などについて具体的に解説したあまり類例のない書.特に治療法については「エビデンスの質」を明示した.ニューロパシックペイン治療の標準化への道標となる書.
4色刷.    

《目次》
総説
 ニューロパシックペインの今
解説
 1.受診段階での診察
  1)診察の手順
  2)症状の評価法
  3)ニューロパシックペインの画像診断
 2.治療戦略を立てるためのエビデンスづくり
 3.ニューロパシックペインの治療 代表的な疾患に対する対応
  1)三叉神経痛
  2)帯状疱疹後神経痛
  3)開胸術後痛
  4)糖尿病性ニューロパチー
  5)カウザルギー
  6)幻肢痛
  7)視床痛
 4.ニューロパシックペインの治療 薬物療法
  1)ステロイド
  2)NSAIDs
  3)イオンチャネル作動薬
  4)抗うつ薬
  5)麻薬
  6)アドレナリン受容体作動薬
  7)NMDA受容体拮抗薬
  8)セロトニン拮抗薬
  9)局所麻酔薬
 10)カルシウムチャネル拮抗薬
 11)カプサイシン
 12)期待できる検討中の薬物
 5.ニューロパシックペインの治療 侵襲的治療
  1)神経ブロック療法
  2)局所静脈内ステロイド治療法
  3)トリガーポイント注射
  4)クモ膜下腔ステロイド投与
  5)大槽内ステロイド注入療法
  6)硬膜外電気刺激
  7)脳刺激装置埋め込み術
  8)経皮的電気的神経刺激
 6.ニューロパシックペインの治療 その他の治療法
  1)光線療法
  2)理学療法
■ワンポイント・アドバイス
 病院・治療からの離脱
 難治性疼痛疾患ニューロパシックペインへのアプローチとしてのアドバイス
 SMPとSIP
 心理的な支援
 薬物療法か神経ブロック療法か?
 交感神経と痛み
 神経因性疼痛患者に対する社会的支援(ソーシャルワーカー)
 周辺症状への対応
 リハビリテーションへの紹介のタイミング
■トピックス
 アロディニアのメカニズム
 ニューロパシックペインと骨関節変化
 ニューロパシックペイン患者の画像解析-MRI,SPECTなど-
 三叉神経痛とガンマナイフ
 体質とニューロパシックペイン
 CRPSか従来のカウザルギー・RSDか?
 神経因性疼痛モデル
 精神科的評価法
 痛みとサブスタンP(ニューロキン-1受容体)
 痛みとc-Fos
 神経因性疼痛とneuropeptide Y
 神経因性疼痛発生機序を理解して治療に臨む!
  1)中枢性機序
  2)末梢性機序
 神経因性疼痛に外科的な治療は有効か?-整形外科医として-

内容説明

本書は、麻酔科医が、標傍医ならびに専門医の資格を取得し、かつ大学で研究も行って医学博士の学位を得て、第一線病院の科長に赴任したが、自分が専門としてきたところ以外はちょっと弱く、明日の麻酔のために少し知識を補充したいと考えたときに役立つ本である。臨床の場で感じている疑問に直接答えるような項目を選んで取りあげ、第一線で活躍している先生方が執筆。診療に直結した知識を、図表を用いて視覚的に学べるようにしてある。

目次

総説 ニューロパシックペインの今
解説(受診段階での診察;治療戦略を立てるためのエビデンスづくり;ニューロパシックペインの治療、代表的な疾患に対する対応;ニューロパシックペインの治療、薬物療法;ニューロパシックペインの治療、侵襲的治療法;ニューロパシックペインの治療、その他の治療法)

著者等紹介

高崎真弓[タカサキマユミ]
宮崎医科大学教授

弓削孟文[ユゲオサフミ]
広島大学大学院医歯薬学総合研究科展開医科学専攻病態制御医科学講座(麻酔蘇生学)

稲田英一[イナダエイイチ]
新葛飾病院副院長

岩崎寛[イワサキヒロシ]
旭川医科大学麻酔科蘇生科
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。