出版社内容情報
超高齢化社会を迎えたわが国において,末梢動脈硬化は冠動脈疾患とともに増加している.本書では,動脈硬化の主要な危険因子である脂質異常症について,患者の病態に合わせて効率よく心血管イベントを抑制する根拠を提示することを目的として,その治療の最新の潮流をまとめた.また,ガイドラインにとどまらず,最小限の薬剤投与の治療についての実例も症例検討形式で示している.エキスパートのオピニオンをふんだんに盛り込んだ,臨床で役立つ一冊.
目次
1 脂質と脂質代謝
2 脂質異常症の病態と診断
3 必須不飽和脂肪酸に迫る
4 動脈硬化の機序と診断
5 心不全と脂質代謝
6 脂質異常症の治療
7 合併疾患のある脂質異常症―治療をどうする?
脂質異常症の新潮流
著者等紹介
伊藤浩[イトウヒロシ]
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科循環器内科学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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