出版社内容情報
《内容》 7巻の病態,診断編に続き,8巻では虚血性心疾患の治療と評価をとりあげる.治療については非常に意見の分かれる所であるが,本書では治療法選択の基本的な考え方を明確に打ち出す.また予後・リハビリテーションや,診療費用など治療の周辺にある重要な問題についても触れる. 《目次》 1.虚血性心疾患の治療 1.治療法の選択の考え方 2.薬物治療の適応と治療終点 1)狭心症 2)無症候性心筋虚血 3)心不全 ★ACE阻害薬と左室remodeling ●右室梗塞の治療 4)不整脈 ●高脂血症と冠動脈硬化退縮 ●薬剤によるインポテンス 3.非薬物治療の適応と治療成績 1)安定狭心症に対するインターベンション PTCA ステント植え込み 方向型アテレクトミー(DCA) 2)不安定狭心症に対する緊急PTCA 3)血栓溶解療法 不安定狭心症 急性心筋梗塞症 4)急性心筋梗塞症に対するdirect PTCAとrescue PTCA 5)補助循環 6)高脂血症に対する血漿交換 ★虚血性心疾患と植え込み型除細動器 4.外科治療の適応とその治療成績 1)冠動脈バイパス術(内膜剥離術を含む 2)心筋梗塞症の機械的合併症に対する手術 ◆再手術の問題点 ◆高齢者に対する手術の問題点 5.特異な病態に対する治療 1)PTCA後の急性冠閉塞 2)PTCA後の再狭窄 ◆再灌流障害の予防 ●脳血管障害を伴う狭心症 ●閉塞性動脈硬化症を伴う狭心症 ●胸腹部大動脈瘤を伴う冠動脈疾患 6.多施設共同研究の結果をどう考えるか2.虚血性心疾患の予後 1.予後調査の方法と評価 2.薬物治療、PTCA、冠動脈バイパス術の比較 ●急性心筋梗塞症に対する再灌流療法は長期予後を改善するか ●無症候性心筋虚血3.虚血性心疾患のリハビリテーション ●虚血性心疾患と飲酒 ●虚血性心疾患と性生活4.虚血性心疾患の診断・治療にかかわる診療費とその諸問題 ★高度先進医療索引
目次
1 虚血性心疾患の治療
2 虚血性心疾患の予後
3 虚血性心疾患のリハビリテーション
4 虚血性心疾患の診断・治療にかかわる診療費とその諸問題



