出版社内容情報
《内容》 本書は初心者向けに解説した筋電図検査の入門書である.すべての頁に図・表と文章をセットにして示すスタイルをとり,わかりやすく表現することに工夫をこらし,この種の本で並ぶものがない.取り上げた検査項目は普通筋電図,神経伝導速度,強さ・時間曲線,反復誘導筋電図,単線維筋電図,表面筋電図,H反射,C反射,瞬目反射および付録とした別量的筋電図と誘発電位である.図400点 《目次》 1章 筋電図検査とは 2章 筋電図検査でわかること 3章 普通筋電図検査 〔1〕普通筋電図を理解するための基礎知識 A.骨格筋の構造と機能 B.筋電図の電気特性 C.筋電計 〔2〕普通筋電図検査のすすめ方 〔3〕安静時所見 A.正常所見 B.異常所見 〔4〕随意収縮時所見 A.運動単位電位(MUP) B.干渉波の異常 C.筋電図異常の分布 D.筋電図所見判読のポイント 4章 末梢神経伝導速度 〔1〕神経伝導速度検査を理解するための基礎知識 A.末梢神経の構造と機能 B.末梢神経の病変 〔2〕神経伝導速度測定法 5章 F波伝導速度 6章 強さ・時間曲線 7章 反復誘発筋電図 8章 単線維筋電図 9章 表面筋電図 10章 H反射 11章 C反射 12章 瞬目反射各論 1章 神経原性疾患 2章 筋原性疾患 3章 神経筋接合部の障害 4章 上位ニューロンの障害付録 A.誘発電位検査の基礎 B.体性感覚誘発電位 C.脳幹聴覚誘発電位 D.視覚誘発電位 E.運動誘発電位─磁気刺激 F.定量的筋電図法 G.本書の単位記号 H.本書の略語集索引
内容説明
本書は、初心者向けに解説した、筋電図検査の入門書である。総論では、各検査法を、どのような症状や疾患を対象に、何のために、どのように実施し、得られた所見をいかに判読するかについて、図・表と文章をセットにして、わかりやすく表現した。とくに普通筋電図、神経伝導速度、反復誘発筋電図については、筋電図検査の基本となるものとして、これら検査の内容が十分深く理解できるように詳しく説明した。各論では、各種疾患の臨床像と筋電図検査所見を、自験例の筋電図記録を付して要約した。
目次
総論(筋電図検査とは;筋電図検査でわかること;普通筋電図検査;末梢神経伝導速度 ほか)
各論(神経原性疾患;筋原性疾患;神経筋接合部の障害;上位ニューロンの障害)