内容説明
現代日本は国際化、情報化、核家族化が進みストレスが増加しており、ストレス関連疾患が非常に多くなってきている。本書は日常、心身症を診療している人、そして心身症を専門としない実地医家にも役立つように作られたものである。心身症を疑うきっかけから、その診断と治療の実際をポイントを押さえて記したものであり、一般診療の現場で直接役立つ心身医療の実践的なマニュアルとなっている。臨床で遭遇しやすい状況を想定し、項目に生かし見やすい、使いやすい独特のスタイルを持っている。また、症例をあげ、ワンポイントアドバイスも付けられている。
目次
1 心身医学的診療の考え方
2 心身医学的診断の実際(自覚症状、主訴から;検査(自律神経機能検査)
診断(心療内科的;記述的立場より;力動的立場より))
3 心身医学的治療技法(治療総論;薬物療法;心理療法 ほか)
4 疾患別治療の実際(救急疾患;ライフサイクルからみた心身症;各臓器別にみた心身症 ほか)
著者等紹介
久保千春[クボチハル]
九州大学大学院医学研究院心身医学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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