梶田叡一自己意識論集 内面性の心理学

梶田 叡一【著】

東京書籍（2021/03発売）

• サイズ 46判／ページ数 284p／高さ 20cm
• 商品コード 9784487814008
• NDC分類 140.4
• Cコード C3311

出版社内容情報

教育心理学、現代の泰斗による集大成。最終巻では、一人ひとりが個別に持つ「内面性」について考察する。

目次

プロローグ　それぞれの“私”にとっての「現実」
１　内面世界とは何か
２　内奥の本源的自己という基盤
３　現代社会を生きるために
４　自己実現と志と
５　内面性を重視した心理学のために
６　内面世界を育て整えるために
エピローグ　自己を見つめ、自己を語ること

著者等紹介

梶田叡一［カジタエイイチ］
１９４１（昭和１６）年４月３日、松江市生れ。隣の米子市で幼稚園・小学校・中学校・高等学校を卒え、京都大学文学部哲学科（心理学専攻）卒業。文学博士（１９７１年）。国立教育研究所主任研究官、日本女子大学文学部助教授、大阪大学人間科学部教授、京都大学教授・高等教育教授システム開発センター長、京都ノートルダム女子大学長、兵庫教育大学長、環太平洋大学長、奈良学園大学長、桃山学院教育大学長を歴任。（学）聖ウルスラ学院（仙台）理事長、日本語検定委員会理事長。これまでに、教育改革国民会議（総理大臣の私的諮問機関）委員（２０００年）、第４期・第５期中央教育審議会（２００７～２０１１年）副会長（教育制度分科会長・初等中等教育分科会長・教育課程部会長・教員養成部会長）、教職大学院協会初代会長（２００８～２０１０年）等を歴任。また、大阪府私学審議会会長、大阪府箕面市教育委員長・総合計画審議会会長、鳥取県県政顧問などを歴任。（中国上海）華東師範大学“大夏講壇”講演者（２００６年）、兵庫教育大学名誉教授（２０１０年）、日本人間性心理学会名誉会員（２０１３年）等の他、神戸新聞平和賞（２０１０年）、（裏千家淡交会）茶道文化賞（２０１２年）、宮城県功労者表彰（２０１４年）等を受ける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Go Extreme]

内面世界― 自己意識と有機体自己・社会的自己　多様な自己提示と自己アイデンティティ― 社会的期待対峙　心の構造― 意識の世界から本源的自己まで　内奥の本源的自己：意識下の本源的自己との連携強化　主体的であることの内面的基礎　現代社会を生きる：プロテウス的人間―変身の日常性　生きる原理・自己認識･自己概念　自己実現と志と：心の望ましいあり方実現　自己実現への渇きと促し　自己提示の病理　　内面性を重視した心理学のために：内面世界の心理学―心を研究　内面性を重視した心理学の研究方法　内面世界を育て整える

2021/05/12