脳が決める男と女―性の起源とジェンダー・アイデンティティ

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脳が決める男と女―性の起源とジェンダー・アイデンティティ

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784830602177
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 近年の脳研究は脳の性差,性分化を神経生物学的に解明しつつある.著者のサイモン・ルベイは1991年,サイエンス誌に同性愛男性の脳の視床下部が異性愛男性のそれと構造的に異なることを報告し,世の注目を集めることとなった.本書はその代表作「The Sexual Brain」(1993年)の初の邦訳.著者自身が同性愛者で,男女の性的感情,とくに性的指向がどのように作られるかについて,幅広い知識・データと自己の体験に基づいて詳しく解説されている.訳者は脳の解剖学の世界的権威.人間の性に関心のあるすべての方にお薦めしたい世界的な名著.    《目次》  1.遺伝子と環境と性 2.性と性行動の進化 3.生殖器系の発生生物学 4.脳の仕組みの基本となるもの 5.視床下部―脳にある奥の部屋 6.性交の生理学―性差と類似性 7.求愛行動―よろこびを求めて 8.母性行動 9.セクシュアリティに関与する神経回路 10.性と脳の発達 11.脳の性差 12.性的指向とそれがどのようにして作られるか 13.ジェンダー・アイデンティティと性転換

内容説明

本書の中心主題は、ヒューマン・セクシュアリティは生物学的ルーツに強く結びついているという事である。脳とホルモンとの間にある生物学的機序を調べてみなければ、性的感情や性行動、男女の違い、あるいはゲイとストレートの違いを理解することはできないだろう。さらに、われわれのセクシュアリティを現状のように発展させてきた進化の力も理解する必要があるだろう。本書ではこれらの研究に関する事例について述べている。

目次

遺伝子と環境と性―生まれつきか、養育か、女神はどちらの肩をもつのだろ
性と性行動の進化―長い時間経過でセクシュアリティを考える
生殖器系の発生生物学―体の基本設計は女性である
脳の仕組みの基本となるもの―心のハードウェアとしての脳は
視床下部―脳にある奥の部屋
性交の生理学―性差と類似性
求愛行動―よろこびを求めて
母性行動―子供ゆえに示す行動のメカニズムは
セクシュアリティに関与する神経回路―性的な感情を生む脳
性と脳の発達―脳の性分化の基本も女性である〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

す~さん須山葉月

1
1993年出版の本の2000年の訳書を2015年末に読んでるんだから、遅まきもいいとこ。20年あまり前の研究者たちが、何を知りたくて実験観察を繰り返していたか。読んでいて、今ならfMRIがあるよ、と言いたくなる箇所だらけ。これはこれで、ワクワクする。 性的指向を決める要因には社会的なバイアスもかかるが、大きくは生物学的な研究によって解明される類の物だろう。という主張。雑に言えば、心の性もホルモンが作っている、ってこと。2015/12/11

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