出版社内容情報
タダノ なつ[タダノ ナツ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
11
☆ 一花と萬木先生、ともに余命わずかな2人が残った時間をどう過ごすのかを描く完結巻。萬木先生の台詞が好き。 『泥のように死ぬのを待つより、何かを果たさなければと思ったんだ。そう思わせてくれたのが君なんだよ。』 『今ならまだ元気があるんだ。だから俺に気を使わないでほしい。俺だって君のためになにかしたいんだ。』 『もし俺がくたばっても君は悲しまないでいてくれるかい?君に会えて俺は本当に幸せだったから「いい日々だったな」って笑ってくれるかい?』 涙なしには読めませんでした。オススメ。2022/11/19
もぐもぐ
11
逃れられない結末に向かって歩み続ける姿はやっぱりとても切ないけど、一花が過ごす特別じゃない日常がとても愛おしく感じさせられる。美しい余韻を残す終わり方も素晴らしかった。最後まで読み続けてよかったです。2021/08/30
chirako
11
最終巻。「死んだら二度と会えない」という絶対の約束と現実が最後まで描かれている。だから私はこの作品が好きだ。楽しく幸せに生きてる人も死んでしまう人も同じ時間を生きてるのが私たちの世界で、それをこの作品は「日常」として描いている。この作品は「泣いて感動する恋愛モノ」でも「難病モノ」でもない。「日常マンガ」だ。だから私はこの作品が好きだ。2021/08/24
つっきー
5
京本くんがドラマやると知って。視点と時系列が行ったり来たりする構成でそれが醍醐味とも思うんだけど、ドラマはどうやって作るんだろうか?🤔絵になるシーンもあって映像化は納得。2022/09/02
GORIRA800
4
今作品の死生観とかが大好きです 全てが意味のないことだとしても先生のくれた思いだけは特別に思える なんていい言葉なんだ・・・ 2023/05/27