うじうじ

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うじうじ

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569808758
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

出版社内容情報

立川談志の孫弟子で初の真打ちとなった立川志ら乃。凡人で、いつもうじうじしていた著者が、修業時代を経て真打ちになるまでの物語。

内容説明

二年連続で真打ちトライアルに失敗し、絶望と空回りの日々が続いていた。―そんなある日、師匠の志らくがぼそっと話しはじめた。立川流孫弟子初の真打ちによる七転八倒の落語家人生。

目次

プロローグ 立川流の真打ちになったら家元が…
第1章 「落語」に出合って、こうなった
第2章 身の程知らずのなまいき前座時代
第3章 談志の怒号が飛んだ二ツ目昇進試験
第4章 勢力拡大?二ツ目時代
第5章 師匠の顔も三度まで―第三回真打ち昇進トライアル
エピローグ 真打ち昇進が決まって

著者等紹介

立川志ら乃[タテカワシラノ]
平成10年3月10日立川志らくに入門。平成15年5月1日立川談志による昇進試験に合格し「二ツ目」昇進。平成24年12月1日全六回行われた真打ち昇進トライアルを勝ち抜き「真打ち」昇進。平成17年度NHK新人演芸大賞大賞受賞。昭和49年2月24日生まれ。三鷹市出身(両親は熊本)。明治大学二部文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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roku7777

4
実は明治の落研なんで自分の直の後輩なんです(知らないけどね)。いや志らくがほんと優しいいい師匠なんだってこれ読むと思っちゃう。いつも弟子のこと考えている師匠なんだなぁ。立川流って談春や志の輔がいるけどやっぱり談志イズムは志らくなんだろうなぁとしみじみ。はい、志ら乃の口座を見たくなったよ。うん、コロナが落ち着いたら行ってみよう。2021/08/30

kokada_jnet

4
談志の孫弟子(志らくの弟子)の2冊目の著書。「絶対的な強度」を求めて立川流に入ったのに、「要領のよさ(のみ)で、うまく適応していく自分」に対して、感じる自己嫌悪。この構図は、結構、普遍的なものだと思う。たとえば、水道橋博士とかが、似たタイプ。2013/11/06

kera1019

3
志ら乃さん、真面目ですね。師匠の志らくさんからの期待を考えると仕方ないですが、自分を見つめ直して努力する姿は痛々しさも… 落語家さんにとって苦悩との向き合い方は其々やと思うけど、志ら乃さんの真面目というのも立派な落語家魂やと思う。2014/02/18

うらん

2
噺家さんは文を書かせても面白いな。つぶやきがそのまま本にまとまっているから、背景を知らない人にはわかりにくい部分もあったけど、今度高座を聞いてみようと思う。2013/07/19

6だ

1
先年死去した立川談志その孫弟子初の真打が、落語に縁の薄かった学生時代から今までを振り返る内容。生前の談志や師匠志らくとの逸話を中心に著者の「うじうじ」っぷりを曝け出している。文章も書き慣れている感じで読み易く判り易い。 著者についてはコミケ参加や声優・アイドルに落語を教えたという事で名前を聞いていたものの、実際にその噺を聴いたのは最近のラジオ出演数席。なのでその時の良い印象(古典落語等の基礎をキチンと踏まえた若いに似合わず落ち着いた芸風)が強かったが、立川流に鍛えられてのものだったという事がよく判った。2013/12/06

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