内容説明
津波、凶作、廃村、戦争、開発、過疎。私が生きのびてこれたのは、学問のおかげだと思うんです。生涯にわたって東北を歩き、地域社会の危機に立ち向かった山口弥一郎の業績を振り返る。
目次
序章 本書のねらい
1 学問との出会い
2 学問研究から現実の問題への対応―東北を襲う津波と凶作
3 戦中・戦後の農村に暮らす―「寄寓採録」と「帰郷採録」
4 学校教育と郷土研究
5 文化財の保護と後進の育成
6 大学教育と研究の集大成
終章
著者等紹介
内山大介[ウチヤマダイスケ]
1976年栃木県生まれ。福島県立博物館主任学芸員。専門は民俗学、博物館学
辻本侑生[ツジモトユウキ]
1992年神奈川県生まれ。弘前大学地域創生本部地域創生推進室助教。専門は歴史地理学、民俗学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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