目次
第1部 カトリックとして、南部人として(見えるものから見えざるものへ―「秘義」と「習俗」を通して見るオコナーの世界;オコナーとカトリック教会;アメリカにおけるカトリックの歴史と反カトリック感情―オコナー作品の理解のために;「長引く悪寒」に描かれている聖霊について;「助ける命は自分のかもしれない」について;オコナーの描くアメリカ南部―「高く昇って一点へ:を通して)
第2部 オコナー研究余聞(「高く昇って一点へ」に見られる五セント玉と一セント玉について;オコナーの登場人物管見―ファリサイ派的な人物をめぐって;「バビロンの淫婦」について;「カトリック作家の役割」を読んで)
第3部 オコナーの日記公刊に寄せて(若き日のオコナー―『祈りの記』に寄せて)
著者等紹介
野口肇[ノグチハジメ]
1946年東京生まれ。1969年明治学院大学文学部英文学科卒業。1975年立正大学大学院博士課程英文学専攻単位取得。1986年7月~10月東京都派遣海外研修員(アイオワ大学・フラナリー・オコナー研究)。1995年7月~10月東京都派遣海外研修員(アイオワ大学客員研究員・フラナリー・オコナー研究)。現在、日本フラナリー・オコナー協会会長・首都大学東京名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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