内容説明
身体活動が、健康や体力とむすびついたのはごく最近のことであり、それ以前、身体活動は別な意味を持っていたことは世界各地を回ればすぐにわかってくる。さらには、勝利を目指す競技性の強い身体活動もまた今日とはその意義を異にしていることも同様だ。著者は毎年、世界を旅しながら、風土や文化に裏付けられたその地に根付く身体活動を見て回っている。本書はその一端を論じるために記したものである。
目次
第1章 身体編(投げる;食べる;着る・隠す(水着) ほか)
第2章 活動編(勝てば官軍;アクロバット;智の人・行動の人 ほか)
第3章 番外編(ローマ時代のエピソード;古代オリンピックの姿;モンゴル相撲 ほか)
著者等紹介
佐竹弘靖[サタケヒロヤス]
昭和35年福岡県生まれ。昭和63年3月筑波大学大学院修士課程体育研究科修了。スポーツ人類学・スポーツ史専攻。平成5年専修大学経営学部助教授を経て、現在、専修大学ネットワーク情報学部教授
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