内容説明
人間の生活のあるところには必ず技術文化の歴史がある。日本を代表する安曇野の近代史に、技術史から再考を試みた。本書は、産業遺産を探る産業考古学に、新たな地平と展望を拓く!
目次
第1章 安曇野と拾ヶ堰(日本疎水百選の拾ヶ堰;拾ヶ堰とは ほか)
第2章 御時計師・渡辺虎松と和時計(渡辺虎松と和時計;真光寺に顕彰碑と墓 ほか)
第3章 臥雲辰致とガラ紡機の発明(臥雲の故郷・安曇野を訪ねて;天保十三年のころ ほか)
第4章 安曇最初の電気・宮城発電所(中房川の宮城発電所と横澤本衛;ヘルマン・ケスレルと野口遵など ほか)
第5章 高瀬川電力開発と森矗昶(高瀬川電力開発の以前;藤森龍麿と日本軽銀製造 ほか)
著者等紹介
北野進[キタノススム]
昭和5年(1930)長野県に生まれる。旧制・長野県立屋代中学校(現・屋代高校)を経て、昭和26年(1951)東京工業専門学校(現・千葉大学工学部)機械科卒業。昭和33年以来、長野県の高校に勤務、池田工業高校長を経て岩村田高校長を最後に平成3年3月末退職。長年の研究と著述を継続、技術史研究家、赤十字史研究家。平成30年(2018)瑞宝小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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