内容説明
社会学、わたしたちはなぜ学ぶのだろう。社会学、わたしたちはなぜ教えるのだろう。反省作用の視点から社会学の思想的意義を問い直し市民的公共圏を展望する“社会学的転回”のすすめ。不透明な自己理解を強いるディスコミュニケーションに抗して専門家でもなく素人でもない「見識ある市民」の道を探る。
目次
第１章 反省的知識の系譜
第２章 行為論の視圏―脱物象化と反省的行為
第３章 知識過程論の視圏―社会はいかにして可能か
第４章 権力作用論の視圏―反省を抑圧するコミュニケーション
第５章 コミュニケーション論の視圏―“反省する社会”の構造原理
第６章 高度反省社会への課題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
平井良樹
1
ギデンズのreflexivityについてのレポートを書くのに参考文献として読んだ資料。タイトルのようにリフレクションー反省 という少々古い訳語での紹介となっているが、ヴェーバー・シュッツからリフレクションを説明づけているため利用させて頂いた。2014/01/16
