内容説明
4億年も前から地球に暮らし、道ばたのコンクリートの上で踏みつけられても負けずに、力強く生きる小さなコケ。コケの小さなからだには不思議がいっぱい!見分け方や楽しみ方もあわせてコケの世界をたっぷり紹介します。
目次
コケの体のつくりと名前
コケはどんな生きもの?
いろいろなコケ
コケの一生
コケ暦
コケの形を見てみよう!
コケはどこにいる?
世界一のコケ
コケを観察してみよう!
顕微鏡を使ったコケ観察
ルーペでわかる!コケの名前
コケと遊ぶ
コケQ&A
この本に出てくるコケ
著者等紹介
鵜沢美穂子[ウザワミホコ]
1983年、千葉県一宮町出身。ミュージアムパーク茨城県自然博物館副主任学芸員。博物館では、コケの雌雄性や形態の研究、展示製作や教育普及活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
13
森の小さな生きもの紀行シリーズ3冊目。身近にあるコケですが、なかなか奥が深い。コケとしてひとくくりにとらえがちですが、よく見ると様々な種類のコケがあって楽しい。写真がきれいで、分かりやすいシリーズです。2021/08/04
NakaTaka
11
この本いい!森林は勿論、そこらの道端にもコケは生きていて。この本ではコケの紹介だけでなく、成長観察の様子や顕微鏡やルーペも使ってあらゆる角度からコケ観察。写真がきれい。子供から大人まで楽しめる。霧吹きの水をかけたらぱーっと葉が開くエゾスナゴケ。私も試してみたい。2021/10/21
アリーマ
11
苔図鑑では今ひとつスッキリわからない、苔の基本パーツや構造なとが写真、イラスト図表などでわかりやすく解説されていて楽しい。これ一冊なのプラス何か図鑑がどちらにせよ必要だとは思うが、簡易な絵本の形態としては内容が濃かった。写真もきれい。同じチームで図鑑を出して欲しい。★★★★2021/10/08
びぃごろ
11
美しいカラー図鑑♪子どもも手に取りやすいサイズです。今回初めて目にしたのは、ふっさふさの蒴歯をもつドウソニア-ロンギフォリア(これは日本に存在しない)そして真白いコケ⁉クリプトタルスー菌から栄養をもらうというのだから、こちらは日本でもお目にかかれるのではなかろうか。是非とも会いたい(≧▽≦)/ 2021/03/06
遠い日
6
「森の小さな生きもの紀行」シリーズ3。コケは見ているうちにそのミニマムな世界に引き込まれて、サイズ感を忘れるような感覚になる。鉢植えの鉢にも土にも、知らぬ間に生えているコケ。コンクリートにも溝にも、見ればコケがある。本当に身近な植物。そんなコケに関する知識、情報がコンパクトな本ながらぎっしり。読むほどに不思議な植物、そして魅力的。2021/04/22