内容説明
この本は、身近な川の中に広がる不思議な水生昆虫の世界を、美しい写真を使って紹介します。水生昆虫がもつ独特な生態や形を楽しんでください。また、川の水質の指標となる水生生物31種の図鑑や、水生生物による河川調査の方法も掲載しています。川を楽しみ、川を知るために最適な一冊。
目次
水の流れと川の関係
水生昆虫の体のしくみ
おもしろい生態と行動
水生昆虫を探す・観察する
身近な水生生物図鑑
川を調べてみる
著者等紹介
刈田敏三[カリタトシゾウ]
1955年、静岡県生まれ。写真家。雑誌「Fly Fisher」に水生昆虫やフライフィッシングの記事を連載中。日本水生昆虫談話会会員、兵庫陸水生物研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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K-YM
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水質概論の「水質汚濁と水生生物」の対策に。カワゲラ、トビケラ、カゲロウ、セスジユスリカなどは載っている。カワゲラの問いは正解だったけど、また来年この本を見ることになった・・・(ため息)。2016/10/06
Kumo
0
流水性の水棲昆虫についてまとめた入門書。表題は何故か「水生生物」だが、昆虫以外は完全な脇役であり、カゲロウ・カワゲラ・トビケラ以外の昆虫もあまり登場しない。写真を豊富に使用した雑誌のような構成で、体系的な知識を得るためというより、見て楽しむためといった色彩が強い。解説のない写真があったり、用語が不適切であったりする難点はあるが、水棲昆虫に関する近刊では初心者にも取っつきやすく、好印象。2015/05/08