内容説明
ダチョウからスズメまで、145種の骨を収録!
目次
ダチョウ目
ヒクイドリ目
キジ目
カモ目
カイツブリ目
ハト目
アビ目
ペンギン目
ミズナギドリ目
カツオドリ目〔ほか〕
著者等紹介
川上和人[カワカミカズト]
森林総合研究所・主任研究員。小笠原諸島の鳥類の進化と保全の研究に従事
中村利和[ナカムラトシカズ]
神奈川県生まれ。写真家。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、アシスタントを経てフリーランス。高校生のころ、友人の影響で観察を始めて以来、身近な野鳥を中心にその自然な表情、仕草を記録している。2017年、青菁社より写真集『BIRD CALL』を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
93
鳥の骨格標本を紹介した本。鳥の写真と骨格写真、その特徴と解説がわかりやすい。鳥、遠くから見て鳥の名前を当てる人やこの本のような骨格から、バラバラになった骨がどの部分なのかが分かる人、標本を作る人もみんなすごいと思う。スズメやカラス、サギもだけどヒヨドリやメジロ、ツグミ他それぞれ骨格にみんな特徴があるのだね、ホネって聞くと嫌なものを見るような人がいるけれどそういう自分もホネで出来ているのだ。今年は鳥について勉強してみたくなった。まずは身近な鳥の図鑑から挑戦!図書館本でした2021/05/01
たまきら
41
先日、娘が拾ったキジバトの死体を解剖し、娘は内臓や血液を調べ、私は骨格標本づくりのためにぐつぐつ煮たりしてたので、タイムリーな本でした。いやはやプロの作る標本は綺麗ですねえ!私なんか煮た後無理に骨から肉をはがそうとして肋骨あらかたつぶしちゃいましたよ…。とにかく驚くのは胸骨の立派さ(さすが鳩胸!)。天敵から逃げるために発達したのか、と感心しましたが、同時にその胸肉の美味しさゆえに狙われるという記述に脱力してしまいました。ホント川上さんの文章はオカシイです。2024/09/04
フク
24
お年玉企画にて購入。大好物となったバード川上の新作。スタートからエンジン全開の奇文・珍文が並び、各骨格の解説文はもちろん、最後の用語紹介までその勢いは止まらない。 〈〜というのは全部嘘なので、覚える必要はありません。外見の割に普通の骨格なので、つい作り話をしたくなりました〉解説文が作り話しかないヤツガシラかわいそう。2020/01/30
OHモリ
23
いやあ・・・でもこんな図鑑ってどういう人が読むのだろうか、買って読む人っているのだろうか、採算は取れるのだろうかと心配になったりもする。145種の鳥の骨格標本の写真を掲載したかなりマニアックな図鑑。我ながら自分の趣味もここまで来たかと思わないでもないが・・・1ページに1種の鳥の骨格写真と簡単な解説だったりうんちくが書かれている。川上さん得意のギャグ交じりの軽い調子にちょっとうんざりしつつも大変興味深く面白い。マニアックな本のようだけど実は、野鳥観察が趣味の人にはこっそりお勧めしたい1冊。2023/09/12
rokoroko
17
友人が著者の講演会に行き鳥が恐竜から始まったとかこの本紹介してもらったなどと言っていたので読む。とても興味掻き立てられるように図版に文章あるのだけどカワセミの記述で「カワセミはサギの頭だけ飛んでる飛頭蛮かマゼラトップなのである」という記述がわからない。え?なにそれ?とおばあちゃんは思うのです。むむ2024/08/29