内容説明
本書は、現在に至る部落問題の解決過程の道筋と、「部落差別解消推進法」の矛盾、問題点などを明らかにした。この「新法」は「部落差別」とは何かの定義もないまま、「部落差別」が今も存在することを前提として、部落問題をいつまでも存続させることを意図したものです。部落問題解決に向けて日々運動に関わる方々の活動資料として大変有用です。
目次
第1部 部落問題解決の道程(体験的に見た部落問題解決の道程)
第2部 部落問題の解決はどこまで進んだか(社会調査から見た部落問題の解決過程;広島市福島町における解決過程をどう見るか;滋賀県・日野町における部落問題の解決過程;和歌山県・白浜町における部落問題の解決過程)
第3部 「部落差別解消推進法」の批判(憲法からみた「部落差別解消推進法」の問題点;部落問題解決の到達点と「部落差別解消推進法」の問題点;「部落差別解消推進法」をめぐる状況と運動課題)
資料 部落差別の解消の推進に関する法律(2016年12月16日公布 法律番号109)