出版社内容情報
もう一度あのまばゆい海で"キミ"に会いたい──。
高校卒業間近の冬の海。
一度だけ言葉を交わした同級生の柊と瀬波。
それぞれの道に進んだ2年後、同じ海でふたりは再会した。
互いの心の隙間を埋めるように一緒に過ごすようになって1年。
想いを告げられず、曖昧な関係のままだったある日、
その交通事故は起こってしまった。
病院で目を覚ました柊が瀬波のもとへと急げば
「忽那」と久しぶりに名字で呼ばれ……?
キミが俺との1年を忘れたら終わる恋のはずだった──。
きっとこの想いのせいで俺はキミからいなくなった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なお
10
絵が綺麗ですっごい雰囲気ある…けどそれだけだった。記憶喪失とか毒親とか大きな要素の割に必要不可欠には思えない、都合のいいようにつなぎ合わせた感。パラパラページをめくるとどのページも美しいです。2024/02/13
ちゆ
1
いろいろ解決してないことがあるけど共依存系かな 静かな雰囲気の作品 お互いがお互いいないと息できない的な 最後はそばにいれてよかったと思う2024/02/23
ちゃんみり
0
初めての作家さん表紙の絵が印象的で購入。しっとりとした作品だな~と思いました✨柊と瀬波は高校の同級生で卒業後に再会し「友達以上恋人未満」の関係で共に過ごしていたある日に柊が交通事故に遭い、そのショックで記憶喪失なった瀬波。この出来事で2人の『曖昧な関係』がどう行き着くかが描かれた物語でした♪お互いに家庭環境が複雑な感じで心に「孤独」を抱えている中で、高校時代にたった一度だけ『海』で出会った2人。お互いに「かけがえのない存在」でありながら明確なカタチにできず臆病な2人がやっと掴んだカタチを見れて良かった💕2024/02/18