デジタル権威主義―技術が変える独裁の“かたち”

個数:

デジタル権威主義―技術が変える独裁の“かたち”

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月08日 07時57分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784829508855
  • NDC分類 312
  • Cコード C3031

出版社内容情報

跳梁跋扈する独裁国家

民主主義崩壊の危機に喘ぐ西側世界

デジタル技術は政治の未来をどう変える?

気鋭の研究者14名による最新論考を一挙収録!

デジタル技術を利用し世界に拡散する権威主義の猛威。

民主主義の未来は果たして……?



●目次●

序 章 デジタル権威主義の分析枠組み             

第1章 中国の「デジタル権威主義」              

第2章 ロシアにおけるデジタル権威主義

コラム 日本のサイバーセキュリティ政策

第3章 中東におけるデジタル権威主義

第4章 東南アジアにおけるデジタル抑圧および影響力工作と市民社会

コラム 台湾のサイバー空間における脅威と対策

第5章 ラテンアメリカの権威主義体制とデジタル技術

第6章 ウガンダにおけるデジタル権威主義

コラム 情報通信技術と権威主義の相性

第7章 サイバー国際規範をめぐる交錯

第8章 SNSは権威主義に対する支持を高めるのか

第9章 ソーシャルメディアを活用した反政府運動が権威主義に対抗する方法

終 章 デジタル権威主義論再考



●編著者プロフィール

・大澤 傑(おおさわ すぐる)愛知学院大学文学部英語英米文化学科准教授



●執筆者・翻訳者プロフィール(掲載順)

・五十嵐 隆幸(いがらし たかゆき)防衛研究所地域研究部中国研究室専門研究員

・岡田 美保(おかだ みほ)防衛大学校総合教育学群教授

・野呂瀨 葉子(のろせ ようこ)防衛大学校防衛学教育学群戦略教育室准教授

・溝渕 正季(みぞぶち まさき)明治学院大学法学部准教授

・木場 紗綾(きば さや)神戸市外国語大学国際関係学科准教授

・荊 元宙(Jin Yuan-Chou)台湾国防大学政治作戦学院中共軍事事務研究所副教授兼所長

・大場 樹精(おおば こだま)獨協大学国際教養学部言語文化学科専任講師

・ムバンギジ・オドマロ(Odomaro Mubangizi)プロポーズド・ヘキマ大学副学長兼教務部長(ケニア)

・サリ・ヴィック・ルクワゴ(Ssali Vick Lukwago)愛知学院大学文学部英語英米文化学科外国人教師

・持永 大(もちなが だい)芝浦工業大学システム理工学部准教授

・原田 有(はらだ ゆう)防衛研究所 政策シミュレーション室・サイバー安全保障研究室 主

内容説明

デジタル技術は政治の未来をどう変える?気鋭の研究者14名による最新論考を一挙収録!

目次

序章 デジタル権威主義の分析枠組み―デジタル技術が権威主義体制の安定化/不安定化にもたらす効果
第1章 中国の「デジタル権威主義」―「中国式の統治システム」は、なぜ民主主義に対する脅威と言われるのか
第2章 ロシアにおけるデジタル権威主義―なぜ反戦は反プーチンにならないのか?
第3章 中東におけるデジタル権威主義―デジタル抑圧、地政学、「監視資本主義」
第4章 東南アジアにおけるデジタル抑圧および影響力工作と市民社会
第5章 ラテンアメリカの権威主義体制とデジタル技術―権威主義化が進むエルサルバドルを事例として
第6章 ウガンダにおけるデジタル権威主義―ハイブリッド独裁国家におけるソーシャルメディアを巡る駆け引き
第7章 サイバー国際規範をめぐる交錯―権威主義陣営と民主主義陣営のすれ違い
第8章 SNSは権威主義に対する支持を高めるのか―権威主義的パーソナリティ研究から考える
第9章 ソーシャルメディアを活用した反政府運動が権威主義に対抗する方法―フレーム、資源、レパートリーによる国際連帯モデル
終章 デジタル権威主義論再考―デジタル技術と政治体制の関係を問い直す

著者等紹介

大澤傑[オオサワスグル]
愛知学院大学文学部英語英米文化学科准教授。博士(安全保障学)。主著に、「ニカラグアにおける個人化への過程―内政・国際関係/短期・長期的要因分析」『国際政治』第207号(2022年3月)=第15回「日本国際政治学会奨励賞」受賞、『独裁が揺らぐとき―個人支配体制の比較政治』(ミネルヴァ書房、2020年)=2021年度「ラテン・アメリカ政経学会研究奨励賞」受賞など

五十嵐隆幸[イガラシタカユキ]
防衛研究所地域研究部中国研究室専門研究員。博士(安全保障学)。主著に、『大陸反攻と台湾―中華民国による統一の構想と挫折』(名古屋大学出版会、2021年)=第38回「大平正芳記念賞」受賞、第12回「地域研究コンソーシアム賞」受賞、第8回「猪木正道賞(正賞)」受賞、第34回「佐伯喜一賞」受賞など

岡田美保[オカダミホ]
防衛大学校総合教育学群教授。博士(安全保障学)

野呂〓葉子[ノロセヨウコ]
防衛大学校防衛学教育学群戦略教育室准教授。博士(工学)

溝渕正季[ミゾブチマサキ]
明治学院大学法学部准教授。博士(地域研究)

木場紗綾[キバサヤ]
神戸市外国語大学国際関係学科准教授博士(政治学)

荊元宙[ケイゲンチュウ]
台湾国防大学政治作戦学院中共軍事事務研究所副教授兼所長政治学博士

大場樹精[オオバコダマ]
獨協大学国際教養学部言語文化学科専任講師博士(国際関係論)

オドマロ,ムバンギジ[ODOMARO,MUBANGIZI]
プロポーズド・ヘキマ大学副学長兼教務部長(ケニア)Ph.D(社会倫理学)

ヴィック・ルクワゴ,サリ[VICK LUKWAGO,SSALI]
愛知学院大学文学部英語英米文化学科外国人教師博士(グローバル社会研究)

持永大[モチナガダイ]
芝浦工業大学システム理工学部准教授博士(工学)

原田有[ハラダユウ]
防衛研究所政策シミュレーション室・サイバー安全保障研究室主任研究官修士(国際関係論)

寺田孝史[テラダタカシ]
防衛大学校防衛学教育学群統率・戦史教育室准教授博士(安全保障学)

横尾俊成[ヨコオトシナリ]
慶應義塾大学SFC研究所上席所員博士(政策・メディア)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち

1
「デジタル権威主義」を定義から説明し、被らない大陸や体制の実例を用いて解説している。旧来マスメディアでは起きなかったSNSを用いたデジタル権威主義がどのように統治の仕方や反体制運動を変えたかが分かる。 一方で、デジタル権威主義自体は一概に西側自由主義の対抗思想とは言えない。西側自体が自分の体制側にあるSNSを発展させるためにデジタル権威主義を利用していることは皮肉である。 デジタル権威主義にはSNSが大きな役割を果たしているが、それぞれが私企業であることも注意すべきである。特にマスク下にあるXはどうか。2025/01/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22091463
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品