内容説明
「風天」の俳号を持ち、「お遍路」に強く心惹かれた渥美清さん。そしてその渥美さんが憧れた種田山頭火は、全国を放浪し「お遍路」の末に辿り着いた四国松山で往生を遂げた漂泊の俳人。この二人に思いを馳せながら、足かけ五年をかけて四国八十八ヶ所霊場を踏破したお遍路エッセイ。映画「男はつらいよ」のエピソード、風天俳句作品、山頭火「四国遍路日記」の抜粋などを全編に挿入。
目次
第1章 みなもすなる「お遍路」を
第2章 まぶたのふる里
第3章 雨と涙の般若心経
第4章 幻の第四十九作「寅次郎花へんろ」の地へ
第5章 一年ぶりの再開
第6章 「寅さん」と山頭火
第7章 最後までドタバタ「弥次喜多へんろ旅」
著者等紹介
井澤勇治[イザワユウジ]
昭和27年大分県別府市で生まれる。昭和50年に慶応義塾大学を卒業したあとビクター音楽産業入社。退職後、様々な仕事を経て昭和54年東京都庁に入る。総務局総務課課長や石原慎太郎都知事秘書部長を経て生活文化局長を最後に退職。その後、東京港埠頭(株)副社長、東京都中小企業振興公社理事長を務め、現在は明治安田生命保険相互会社顧問、私立専門学校等評価研究機構理事長(非常勤)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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