ルトワックの“クーデター入門”

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ルトワックの“クーデター入門”

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784829507278
  • NDC分類 316.5
  • Cコード C0031

出版社内容情報

「クーデターはやる気と材料があれば素人でもできる!」

事実上タブー視されていたクーデターの研究に真正面から取り組み…「クーデターはやる気と材料があれば素人でもできる!」



事実上タブー視されていたクーデターの研究に真正面から取り組み、クーデターのテクニックを紹介するという驚きの内容。



『自滅する中国』(芙蓉書房出版)、『戦争にチャンスを与えよ』『中国4.0』(文春新書)などの著作で、いま注目度がきわめて高い論客エドワード・ルトワックが1968年に発表した衝撃のデビュー作「クーデター入門」が50年の歳月を経て、改訂新バージョンで登場。

「クーデターに適している国とはどんな国か」→ 国家の“弱さ”を知る

「クーデターはどうやって起こされるのか」→ 予測し、防衛する方法を知る



「こんなものを書いて読者を誤らせ危険な目に遭わせることにならないか?」という疑問に対し、ルトワックははっきりと答える。

「クーデターはすでにいたるところで起きている。この本でクーデターのやり方を学べば“クーデターの民主化”への一歩になり、すべてのリベラルな心の持ち主が賞賛するだろう」



本書の初版本をベースにして映画『パワープレイ』(1978年)が制作され、「アラビアのロレンス」でも名高いピーター・オトゥールが悪役を怪演するなど、出版当時は英語圏でもかなり話題になり、結果的に17の言語に翻訳されている。

二〇一六年版へのまえがき

初版まえがき

ウォルター・ラカーによる序文(一九七八年)

第1章 クーデターとは何か?

  クーデターの定義

第2章 クーデターはいつ可能か

  クーデターの前提条件

  分派的な権益

  地域の政治組織

第3章 クーデターの戦略

 防衛組織の中立化

  軍の中立化

  ポルトガル軍:一九六七年の状況

  軍部への浸透:戦略その1

  警察の中立化:戦略その2

  警察組織の詳細分析:パリ警察の場合

   準軍事組織/地方警察/都市・国家警察

  公安機関の中立化:戦略その3

   純粋な諜報活動/対敵情報活動/防諜活動/国内の治安維持活動/国内の諜報活動

第4章 クーデターの計画

 政治勢力の中立化 ?:全般的な計画

  政府要人:戦略目標その?

  政府外の要人:戦略目標その?

  物理的施設・装備:戦略目標その?

   マスメディア/電信・電話/都市の出入り口となる道路網/交通の要衝/空港などの運輸施設/政府の建物

 政治勢力の中立化 ?:特定の集団

宗教団体:戦略目標その?

  政党:戦略目標その?

「集票」政党/「反乱」政党/準官僚的政党/先進国の政党

  労働組合:戦略目標その?

第5章 クーデターの実行

  クーデターの前夜

  タイミング、順序、機密保全:最終点検

  行動開始:襲撃目標

Aクラスの襲撃目標/Bクラスの襲撃目標/Cクラスの襲撃目標/

  クーデター直後の状況

自軍の安定化/官僚組織の安定化/大衆の安定化

補遺A 弾圧と経済

   最高の安全対策と最低の経済政策

補遺B クーデターの戦術的側面

   実行チームの編成/封鎖部隊の展開

補遺C 統計データ

 表C・1 経済発展とクーデター

 表C・2 クーデターの成功・失敗リスト

 表C・3 クーデターの成功率

 表C・4 クーデターの頻度

 図C・1 クーデターの頻度:一九四五?二〇一〇年

 図C・2 クーデターの成功と失敗の割合:一九四五?二〇一〇年

 図C・3 地域ごとのクーデターの頻度:一九四五?二〇一〇年(重ね表示)

 図C・4 地域ごとのクーデターの頻度:一九四五?二〇一〇年(三次元表示)

 図C・5 地域ごとのクーデターの分布:一九四五?一九六五年

 図C・6 地域ごとのクーデターの分布:一九六六?二〇一〇年

訳者あとがき(奥山真司)

エドワード・ルトワック[エドワードルトワック]
著・文・その他

奥山 真司[オクヤマ マサシ]
監修/編集

内容説明

事実上タブー視されていたクーデターの研究に真正面から取り組み、クーデターのテクニックを紹介するという衝撃の内容!

目次

第1章 クーデターとは何か?
第2章 クーデターはいつ可能か
第3章 クーデターの戦略
第4章 クーデターの計画
第5章 クーデターの実行
補遺A 弾圧と経済
補遺B クーデターの戦術的側面
補遺C 統計データ

著者等紹介

ルトワック,エドワード[ルトワック,エドワード] [Luttwak,Edward N.]
ワシントンにある大手シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)の上級アドバイザー。戦略家であり、歴史家、経済学者、国防アドバイザーとしての顔も持つ。国防省の官僚や軍のアドバイザー、そしてホワイトハウスの国家安全保障会議のメンバーを務めた経歴もあり。米国だけでなく、日本を含む世界各国の政府や高級士官学校でレクチャーやブリーフィングを行う。1942年、ルーマニアのトランシルヴァニア地方のアラド生まれ。イタリアやイギリス(英軍)で教育を受け、ロンドン大学(LSE)で経済学で学位を取った後、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学で1975年に博士号を取得。同年国防省長官府に任用される。専門は軍事史、軍事戦略研究、安全保障論

奥山真司[オクヤママサシ]
1972年生まれ。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学卒業。英国レディング大学大学院博士課程修了。戦略学博士(Ph.D)。国際地政学研究所上席研究員、青山学院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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徒花

136
アメリカのシンクタンクの戦略アドバイザーによる、初めての人でもかんたんに国家を転覆できる方法について書かれた一冊。と入っても茶化す感じは一切なく、終始まじめに説明されている。最初の版は1978年で、じつはかなり古い本。実際にその後行われたクーデターでは参考にされたとか。軍の動かし方、要衝の把握法、計画と戦略などなど。ただ、やっぱり基本的には発展途上国のほうがクーデターは起こしやすいらしい。2020/04/05

無重力蜜柑

21
めちゃくちゃ良著。「マニュアル」という形式で「戦略論としてのクーデター」を解説する野心的な本。未だに類書はないのではないだろうか? クーデターの定義付けから始まり「クーデターを実行しやすい政治、経済環境」「獲得すべき協力者とその方法」「警察や軍事組織の中立化」「公安組織への対抗方法」「占拠すべき戦略目標」「官僚組織や国民からの支持獲得方法」「実行にあたっての指揮系統や作戦発動タイミング」など、豊富な先例に基づき詳述している。何十万の兵隊を持つ体制もその権力中枢を的確に占領すれば乗っ取れるというのが分かる。2023/01/26

フロム

13
思ったより遥かに本格的で硬めの本。 もっとテクニカルな本かと思ったが多分野に渡り考察されており,その結果チョット本筋から離れてる感じがする。 ただ著者の知識の深さは本物であり、トリビア的な知識を仕入れる意味でも中々楽しい。ただ読んでてここまで役に立たなくて、こんな結構硬い本を読む必要があるかな?と度々思ったのも事実。 2018/06/17

スウィーニー校長

12
★★★☆☆ クーデター実践の為の指南書で、「我々」という表記はクーデターを起こす側の事なので少し混乱します。 各国の社会、宗教、政治状況の分析があり、意外と国際社会の勉強になります。 クーデター成功後の政権を守る為、弾圧、プロパガンダ、経済成長の3つを最適なバランスで行う、という記載が生々しい。 世界は綺麗事で成り立っていない…2018/06/02

葉っぱ

7
まえがきで「俺の本(68年版を指す)を読んでクーデターやったやついたけど失敗したんだよね」という謎の自慢を展開する。圧倒的迫力2018/04/16

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