出版社内容情報
いま空前の落語ブーム! シリーズ第3弾は、落語に登場するキャラクターの魅力を86席の古典落語とともに味わえる一冊。おなじみの「八つぁん」「熊さん」「与太郎」「ご隠居さん」、道楽者の「若旦那」、吉原の花魁「高尾太夫」から、天下の副将軍「水戸黄門」、名奉行「大岡越前」、さらには、長屋に出る「幽霊」、騒ぎを起こす「猫」や「天狗」まで登場
江戸期の版本から集めた350点以上の図版、登場人物のせりふがいっぱいの「あらすじ」、現代人にはピンとこない言葉には「脚注」、「昔はこんな事になってました」とわかる「豆知識」と、盛りだくさんの内容。
第一章 長屋の人々
■八つぁん、熊さん、与太郎さん。長屋は落語国の大看板が勢揃い
実は公務で忙しい大家さん/与太郎はいつも一所懸命/招きたくなる長屋の幽霊/子供の名付けは悩ましい
第二章 町内の人々
■鳶頭に師匠に知恵者のご隠居。ご町内は人材豊富
横町の知識人、ご隠居さん/町内の色男、建具屋の半公
第三章 お店の人々
■落語国のお店は商いが危うい。若旦那は道楽に励み、番頭もぼちぼち
若旦那の勤労意欲を疑う/概ね奥ゆかしいお店のお嬢さん/お家のためにご奉公する番頭さん
第四章 武家の人々
■水戸黄門に大岡越前。実在の有名人も活躍する落語国の侍社会
本郷にそれなりの屋敷を構える赤井御門守/小話に登場する将軍と御三家/子供も憧れる落語国の町奉行
第五章 往来の人々
■奇人変人酔っ払い、犬猫狐狸も出没する落語国の往来風景
飯田 泰子[イイダ ヤスコ]
東京生まれ、編集者。企画集団エド代表。 江戸時代の庶民の暮らしにかかわる書籍の企画・編集に携わる。主な編著書は『江戸あきない図譜』『江戸あじわい図譜』『江戸いろざと図譜』(以上青蛙房)、『江戸の暮らし図鑑』『江戸萬物事典』『江戸商賣絵字引』『江戸歌舞伎図鑑』(以上芙蓉書房出版)など。落語愛好歴は40年。ホール、独演会を中心に渡り歩いて聞いている。贔屓は、6代目三遊亭円生、8代目林家正藏(彦六)、3代目古今亭志ん朝、当代(10代目)の柳家小三治。
内容説明
古典落語60席を題材に、落語に登場するユニークなキャラクターの魅力を絵解きする!江戸期の版本から330点の図版を掲載。
目次
第1章 長屋の人びと
第2章 町内の人びと
第3章 お店の人びと
第4章 武家の人びと
第5章 往来の人びと
第6章 遊びの町の人びと
著者等紹介
飯田泰子[イイダヤスコ]
東京生まれ、編集者。企画集団エド代表。江戸時代の庶民の暮らしにかかわる書籍の企画編集に携わる。落語愛好歴は40年。ホール、独演会を中心に聞いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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