出版社内容情報
登場人物のせりふがいっぱいの「あらすじ」、現代人にはピンとこない言葉には「脚注」、「昔はこんな事になってました」とわかる豆知識の「コラム」、 江戸期の版本から採録した350点の図版。落語の世界と江戸の雰囲気が味わえる一冊。
【収録した演目50席】
第1章 江戸のなりわい
時そば/唐茄子屋政談/芝浜/井戸の茶碗/百年目/質屋庫/百川/火焔太鼓/茶金/金明竹/船徳/巌流島/蔵前駕籠/代脈/夏の医者/按摩の炬燵/三枚起請/品川心中/愛宕山/つるつる/竹の水仙/三井の大黒/ねずみ/火事息子/厩火事
第2章 江戸の遊び
蛙茶番/寝床/茶の湯/笠碁/富久/へっつい幽霊/錦の袈裟/幾代餅/大山詣り/鰍沢/長者番付/三十石
第3章 江戸の暮らし
鮑のし/たらちね/天災/らくだ/大工調べ/三方一両損/御慶/かつぎや/花見の仇討/たがや/汲みたて/厄払い/掛取万歳
【豆知識コラム】
江戸の時間の数え方/蕎麦の値段、一文の価値/若旦那に付き物の「勘当」とは?/江戸の魚河岸芝の浜/江戸の資源再生を担う屑屋/噺の舞台にもなる大名屋敷/花見の頃の川遊び/小僧から番頭へお店の出世道/質物、利上げ、質流れ/蔵、倉、庫…くらのこと/葭町の千束屋は派遣の大手/江戸時代の料理屋/ピンからキリの江戸の道具屋/刀にまつわる呪文のような口上/甚兵衛さんには扱いかねる品々/駕籠屋の種類と運賃/うわばみと下剤の因縁/薬籠に収める物は?/江戸の暖房事情/色町の案内書吉原細見/起請文は花魁の方便/江戸の四宿と宿場女郎/芸者、幇間遊びのお代/職人のいろいろ出職と居職/江戸時代の消防/稼ぎの良かった女髪結/麹町あたりの殿様とは?/江戸の芝居町ご案内/そもそも「茶番」の本来は?/傍迷惑な義太夫語り/立場が弱い借家人/隠居所のある根岸とは?/囲碁将棋は湯屋の二階で/富興行と富くじの値段/へっついと左官屋さん/参詣の後の精進落としがお楽しみ/旅行用心集に見る旅のこしらえ/玉子酒、鉄砲、毒消しの御符/江戸時代の銘酒とその印/祝言の祝い物あれこれ/長屋にお輿入れ 嫁入り道具は?/亭主から女房へ離縁は一方通行/町内の雑事は月番が担う/大工の手間賃と家賃の相場/南北町奉行所とお裁き/町内の小さな役所自身番/年始回りの装いとしきたり/江戸時代の正月飾り/宝舟でかなえる一富士二鷹三茄子/夏の風物詩両国川開き/師匠目当てに稽古屋へ行く/厄払いの口上…京坂と江戸/盆暮れは掛取の攻防戦が/……など
飯田 泰子[イイダ ヤスコ]
企画集団エド代表。
内容説明
江戸を舞台にした古典落語50席を題材に、江戸人の「仕事・遊び・暮らし」を絵解きする!江戸期の版本から、350点の図版を掲載。
目次
第1章 江戸のなりわい(出商い 日々の暮らしを支える出商人―時そば 唐茄子屋政談 芝浜 井戸の茶碗;商家 人生いろいろ、お店の人々―百年目 質屋庫 百川;道具屋 目明きばかりじゃない道具屋商売―火焔太鼓 茶金 金明竹;交通 足の便を担う、船頭と駕篭かき―船徳 巌流島 蔵前駕篭;養生 煎じ茶でご商売、江戸の医者―代脈 夏の医者 按摩の炬燵;遊廓 色町にうごめく、きつねとたぬき―三枚起請 品川心中 愛宕山 つるつる;職人 腕一本で生きる、職人の世界―竹の水仙 三井の大黒 ねずみ 火事息子 厩火事)
第2章 江戸の遊び(芝居 一日がかりで興じる、芝居見物―蛙茶番;芸事 噺の世界では傍迷惑な習い事―寝床 茶の湯 笠碁;賭け事 濡れ手で粟をもくろむ輩は―富久 へっつい幽霊;色事 おとなの遊び、色里の人間模様―錦の袈裟 幾代餅;道中 お参りにかこつけて楽しむ道中―大山詣り 鰍沢 長者番付)
第3章 江戸の暮らし(祝儀不祝儀 人の世の節目節目の祝儀不祝儀―鮑のし たらちね 天災 らくだ;裁き 裁きに見る江戸っ子の気性―大工調べ 三方一両損;行事・歳時記 江戸時代の春夏秋冬―御慶かつぎや 花見の仇討 たがや 汲みたて 厄払;掛取万歳)
著者等紹介
飯田泰子[イイダヤスコ]
東京生まれ、編集者。企画集団エド代表。江戸時代の庶民の暮らしにかかわる書籍の企画・編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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