アシュリーの戦争―米軍特殊部隊を最前線で支えた、知られざる「女性部隊」の記録

電子版価格
¥1,980
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

アシュリーの戦争―米軍特殊部隊を最前線で支えた、知られざる「女性部隊」の記録

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 383p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046014511
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「女性たちの声を聞く」 それがただ一つの任務。米軍初の女性部隊の戦い!「限界を超えようと戦った女性たちの、絶対に忘れられないストーリー!」
―― 「リーン・イン」著者、フェイスブックCOO、シェリル・サンドバーグ推薦!

20世紀フォックスが映画化権を取得した、
全米に衝撃をあたえたノンフィクションが、ついに日本語訳で登場!

部隊は、2011年のアフガニスタン。
アメリカ軍は、「女性だけ」を集めた“文化支援部隊(カルチュラル・サポート・チーム)”を編成した。
その目的は、アフガニスタン辺境地域で、ゲリラ掃討作戦を行う特殊部隊の活動を支援することだった。

彼女たちの仕事は1つ。
ゲリラをかくまう女性たちに接触し、情報を引き出すこと。

男性が女性に話しかけることが禁じられた地域では、
女性をかくれみのにしたゲリラたちが、特殊部隊の兵士の命を何人も奪っていたのだ――。

「女性が戦闘に参加するのは違法」とされるアメリカ軍の中で、
歴史上初めての“最前線に立つ女性部隊”となった文化支援部隊の
友情と過酷な運命を描いた、衝撃のノンフィクション!

ゲイル・スマク・レモン[ゲイルスマクレモン]

新田 享子[ニッタ キョウコ]

内容説明

2011年8月、アフガニスタン―アシュリー・ホワイト少尉とそのチームメイトたちは、アフガニスタンの戦地に降り立った。彼女たちのミッションは、男性が話すことが許されないアフガン人女性たちに接触し、ゲリラの情報を入手することだった―。混迷する戦争の中で誕生した、米軍初の“文化支援部隊”の奮闘が明らかになる!

目次

序章 カンダハル
1 召集の声(アンクルサムは「君」を求む;召集;ランドマーク・イン;地獄の100時間;合格;訓練の日々;ダイヤモンドの中のダイヤモンド)
2 派遣(アフガニスタン到着;「フィットイン」作戦;通訳;夜の山に登る;貢献;戦争のウソ)
3 最後の点呼(最初の死;悲しみ;闘技場の男;カンダハル)

著者等紹介

レモン,ゲイル・スマク[レモン,ゲイルスマク] [Lemmon,Gayle Tzemach]
ジャーナリスト。外交問題評議会の上級研究員。月刊誌『The Atlantic』『Defense One』へ、国家安全保障や外交政策問題について寄稿している他、『Newsweek』『Financial Times』などにも寄稿。2004年、ABCニュースを退職し、ハーバード大学でMBAを取得。ハーバード在学中より、アフガニスタン、ボスニア、ルワンダなど紛争地域の企業家について執筆を始める。2011年、TEDx‐WomenでのオープニングトークでTEDトーク・オブ・ザ・デイを受賞

新田享子[ニッタキョウコ]
三重県生まれ。カリフォルニア州サンフランシスコを経て、現在はカナダのトロント在住。コンピューター技術、漫画、ノンフィクションを中心に翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころりんぱ

47
とても複雑な気持ち。プライベートライアンとかブラックホークダウンとかそういう映画を観たことはある。迫力のある激しい戦闘シーンと兵士たちの愛国心、友情、勇気、エンターテイメントとしては嫌いじゃない。この本もきっと映画になる。軍法を破る形で秘密に組織され特殊部隊を支援するために派遣されていた女性兵士集団CST。過酷な選抜試験をパスして現地に送られ重要な任務にやりがいを感じ日々奮闘する第1期生のアシュリーとその仲間たちを描いた本ですが…アフガン戦争、10年続けて何が良くなったのか?今年一杯で米軍全面撤退だそう。2016/08/20

DEE

17
文化的、宗教的理由から男性兵士が女性や子供と接触できないアフガニスタン。しかし彼女たちからの情報はゲリラを追い詰めたり味方の命を守ったりと非常に重要でもある。 そこで組織されたのがアシュリーを含む女性による特殊部隊CST。レンジャーに帯同し時に前線でゲリラと対峙しながらも、アフガンの女性たちを安心させ、また彼女たちの安全も確保する。 アシュリーは作戦途中で戦死してしまうのだけど、名誉とか愛国心とか綺麗事を並べたところで戻ってはこない。自ら志願し厳しい選抜試験を勝ち抜いた結果がこれかと、虚しい気持ちになる。2020/03/03

つきもと

3
米で女性の地上戦参加解禁の血路となったCSTについて書かれた本。戦地の女性たちの群像劇のような仕立てで読みやすいながら、背景もしっかり書かれていて、現代の戦争を知る上でも読んでよかったと思います。2020/05/16

トトス

3
15時間ほどで読めた。CST(文化支援部隊)という女性メンバーだけの特殊部隊を追ったノンフィクション。CSTの役割はアフガニスタンでの戦闘でアフガニスタン人の女性や子供たちから情報を聞き出すことが彼女たちの任務で地上戦の最前線でレンジャーの任務を支えていました。主人公のアシュリーが英雄視されているようで、プロパガンダ的作品と感じとってしまいました。2016年にアメリカの女性兵士も地上戦闘に参加することが法的に認められたのも、このCSTがあってのことのようで米軍にとっても大きな影響を与えた部隊だと思います。2018/12/30

Ramo

2
難しかったのでざっと読んだ。凡ゆる面において本当に“強い”女性だった。アメリカ側からみたアフガニスタンを知りたくて手に取った。こういう部隊があることも初めて知ったしもう誰が敵とかわからない。戦争って…。時間ができたらもっとしっかり読みたい。2021/10/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11085251
  • ご注意事項