内容説明
1976年から続き、2012年秋に500回となった沖縄大学土曜教養講座は多彩なテーマと講師陣で多くの市民の期待に応えてきた。2012年には沖縄タイムス社会活動賞を受賞。本書は、土曜教養講座500回記念の節目の4回の講座を収録。
目次
日本復帰四〇年を問う―沖縄の政治・行政の変容と今後の展開可能性(復帰前・復帰後の琉球・沖縄の政治・行政・労働運動等の状況;昨今の日本・沖縄の政治・行政状況等;今後の沖縄の政治・行政等はどうあるべきか)
子どもの居場所から問い直す―“復帰四〇年”の地域社会(一条の光、教育と子どもたちに沖縄の未来を託した屋良朝苗;沖縄市の障がい乳幼児の取り組み―本土との連携を生かして;学童保育から見る復帰四〇年の子どもと地域;沖縄の子どもと貧困―児童相談所からの視点;「当事者がつくる」居場所の提言)
“復帰四〇年”と沖縄大学―地域に根ざす学びの場をめざして(講演「地域社会における大学の存在意義」;自由な大学生活)
「復帰」四〇年・持続可能なシマ社会へ―琉球列島の環境問題からの提案(シンポジウムの趣旨;『琉球列島の環境問題』刊行の趣旨についての若干の補足;シンポジウムのハイライトか)