内容説明
中世ヨーロッパの地図に琉球はどう描かれていたか。琉球を最初に知ったのはアラブの商人だった。大航海時代にスペインとポルトガルが琉球をめぐって競争した。―国際的な視点からの琉球・沖縄研究の集大成。
目次
沖縄研究の国際化
世界の沖縄学―沖縄研究五〇年の歩み
沖縄のアイデンティティを考える
ヨーロッパ製地図に描かれた琉球
ヨーロッパの博物館・美術館保管の日本コレクションと日本研究の展開
ヴィーン歴史民族学派と日本民族学の形成―日本民族学が中欧の日本研究に及ぼした影響
私の旅の日本
著者等紹介
クライナー,ヨーゼフ[クライナー,ヨーゼフ][Kreiner,Josef]
1940年オーストリア・ヴィーン生まれ。ヴィーン大学や東京大学東洋文化研究所にて民族学・考古学・日本研究を専攻。1964年ヴィーン大学文学部学位を取得。1968年ヴィーン大学教授資格を取得。1971~1977年ヴィーン大学教授、日本学研究所所長。1977~2008年ボン大学教授、日本文化研究所所長、近現代日本研究センター所長(兼任)。1988~1996年ドイツ連邦政府ドイツ‐日本研究所東京初代所長。2008年ボン大学名誉教授。2005~2010年法政大学特任教授。2010年~法政大学国際戦略機構特別教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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