内容説明
宣伝工作に巧みな蒋介石軍に対し、いかにも宣伝下手な日本人 アメリカに対するプロパガンダ作戦の巧妙さ―ラルフ・タウンゼント(『暗黒大陸中国の真実』)だけではなかった!日中戦争前後の中国、満洲、日本を取材した米人ジャーナリストがいた!日米関係の悪化を懸念しながら発言を続けたウイリアムズが訴える真実とは?―。
目次
極東の現状、その全体の俯瞰図
西安事件と頻発する日本人虐殺事件
第二次上海事変の内幕
残虐きわまる中国軍を糊塗するプロパガンダ大戦略
日本のアジアに対する崇高な使命感
パネー号事件と対米プロパガンダ大作戦
阿片を蔓延させる日本というプロパガンダ
中国人と日本人を比較する
チャイナタウンの暗殺団と中国の軍閥
反日を煽る偽写真
ソ連の中国侵略を阻止しようと戦う日本
宣教師の善意を利用して日本軍の悪を宣伝する
広東と漢口の陥落、そしてその後の展望
著者等紹介
ウイリアムズ,フレデリック・ヴィンセント[ウイリアムズ,フレデリックヴィンセント][Williams,Frederic Vincent]
1890年生まれのアメリカ人。死没年は不明。少年時代に外人部隊に所属したり各地を放浪する冒険者のような生活を続け、その見聞を新聞紙上で発表することからジャーナリストの道に進む。サンフランシスコの新聞記者としてチャイナタウンの抗争事件を取材して有名となる。日中戦争の起る前から極東を取材旅行しながら共産主義の危険性に注目して、親日的立場から本書を執筆した。日米関係の悪化を懸念しつつ、ラルフ・タウンゼントらとともに発言を続け、真珠湾攻撃後にタウンゼントと同じく逮捕され、16ヵ月から4年という不定期刑を言い渡される
田中秀雄[タナカヒデオ]
1952年福岡県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。日本近現代史研究家。軍事史学会、戦略研究学会等の会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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