内容説明
オランダでは、フェルメール、レンブラント、ゴッホなどの画家達を訪ね、ベルギーではファン・エイク兄弟の「神秘の子羊」やルーベンスの祭壇画などと対話し、アルデンヌ地方にも足をのばす。「中欧の真珠」プラハでは、文学者カフカの足跡を辿り、ユダヤ人のシナゴーグで現代史における悲劇を目撃する。さらにアートコラムを加え、多視点(歴史・風土・民族・文学・宗教)から建築・彫刻・絵画作品をアートリーディングする。
目次
1 ベルギー美術紀行(アントワープとルーベンス;美の殿堂―ベルギー王立美術館;ロヒールとヤン・ファン・エイク;ブリュッセル建築めぐり;アルデンヌ地方―ナミール、ディナン、デュルビュイ;ゲントの2つの美術館;ベルギーの現代美術;ブリュージュの歴史;オーステンデとアンソール)
2 オランダ美術紀行(アムステルダムという街;国立ゴッホ美術館;オランダ絵画の黄金時代;クレラー=ミュラー美術館;ヘット・ロー宮殿)
3 プラハ美術紀行(プラハ―中欧の真珠;プラハの息吹き―いくつかの教会など;プラハ―その歴史の脈動;シナゴーク;建築のアラベスク)
著者等紹介
柴橋伴夫[シバハシトモオ]
1947年岩内生まれ。詩人・美術評論家。北海道美術ペンクラブ同人、「ギャラリー杣人」館長、荒井記念美術館理事、美術批評誌「美術ペン」編集人、文化塾サッポロ・アートラボ代表。“北の聲アート賞”選考委員・事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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