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軍事革命とRMAの戦略史―軍事革命の史的変遷1300~2050年

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784829503430
  • NDC分類 392.3
  • Cコード C3031

内容説明

14世紀の100年戦争の歩兵の革命から、第二次世界大戦時のドイツ軍の電撃戦まで、成功したRMAと「軍事革命」の8つのケーススタディを詳細に論じた戦略史書!さらに最終章では、冷戦後のアメリカが何を考えているか、何が問題となるのかを示唆する。21世紀の前半期までを見通した歴史的アプローチに注目。

目次

第1章 「軍事革命」とRMAに関する考察
第2章 イギリスにおける14世紀のRMA―あたかも新しい太陽が昇ったように
第3章 17世紀フランスに見る西洋軍隊の構築
第4章 「軍事革命」期の大衆政治とナショナリズム―フランス革命とその後
第5章 生き残った「軍事革命」―アメリカ南北戦争
第6章 プロイセン‐ドイツのRMA 1840~1871年
第7章 戦闘艦隊革命 1885~1914年
第8章 第一次世界大戦と近代戦の誕生
第9章 ドイツ軍RMAの偶然性と脆弱性 1940年5月
第10章 温故知新

著者等紹介

ノックス,マクレガー[ノックス,マクレガー][Knox,MacGregor]
第137空挺旅団の歩兵小隊長としてベトナム戦争に従軍。現在ロンドン大学ロンドンスクール・オブ・エコノミックス・アンド・ポリティカルサイエンス(LSE)の国際関係史の教授

マーレー,ウィリアムソン[マーレー,ウィリアムソン][Murray,Williamson]
オハイオ州立大学名誉教授。東南アジアにおいて米国空軍に勤務。エール大学、オハイオ州立大学、海軍大学校、陸軍大学校、海兵隊大学で教鞭を執ってきた

今村伸哉[イマムラノブヤ]
1935年、熊本県生まれ。防衛大学校卒業、国士舘大学研究科終了(防衛庁依託学生)、陸上自衛隊幹部学校指揮幕僚課程卒業。師団司令部幕僚、陸上自衛隊幹部学校教官、特科大隊長、オランダ国防省軍事史課・ライデン大学・ウィーン大学客員研究員、防衛大学校教授。陸上自衛隊退官後:在日米軍アジア研究所アナリスト、日本文化大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

12
軍事にとどまらず社会や政治に大きな影響を与えるのが「軍事革命」ならば、それに先立って起こる軍事上の革命的な革新が「RMA」ってことで良いのかな。わかったようなわからんようなという感じだが、革新的な新技術がすぐに軍事上の優越に繋がるのではなく、それに見合ったドクトリンを構築しないと意味ないよというのはビンビン伝わる。結びの章で、ひたすらにテクノロジーへの盲信を諫めているのが印象的。原文がそうなのかもしれないが、訳は読みにくい。ただ訳注が詳細なのは理解に役立つところ。西欧の軍事史を概観するには良い一冊かも。2023/07/29

hurosinki

1
西洋世界の戦争の変遷のパターンを理解するために、RMAと軍事革命の概念的枠組みの説明(全部で2章)と、その歴史的文脈(8章)を書いた本。 戦争の枠組みを最初に基本から変える軍事上の革新が「軍事革命」で、政治・社会・経済の革新が通常引き金となる。軍隊は受動的にこの変化に対処して抜本的に生まれ変わる。この大きい変化は予測が困難で、戦略のレベルを含む。ただし、戦争の不確実性や摩擦といった戦争の根本的な要素はこの変化に含まれない。2019/05/25

風見草

0
歴史的な事柄が挙げられているが正直何を言いたいのか分からない……と最初は思う。が、RMAの本質は、(新)技術と、その利点を引き出すドクトリンや戦術の開発、それを可能にする指揮系統や組織の(再)編成の、三者の結合によって軍事上の大革新(RMA)となることだと理解すると、本書の各論文の"狙い"が分かりやすくなると思う。2014/12/04

ushimanm5

0
メモ 陸軍の巨大化による市民を含んだ将校団と参謀本部(兵站) モルトケの鉄道の活用と時刻表(開進計画) 第一次世界大戦後半の立体的な戦争遂行(縦深への関心・打撃) 2022/10/10

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