内容説明
サウナの神秘性を解き明かす、北欧発ビジュアルブック。サウナは出産の場でもあり、飲食の場でもあり、新婚が初夜を過ごすことも、死者を安置することもあった…。サウナの歴史や、芸術、スポーツ、政治との関係から世界のサウナ、サウナの自作ノウハウや、サウナで楽しむ料理のレシピまで、これ一冊でサウナのすべてがわかる!
目次
第1章 ホットルーム(熱い空間)の歴史(サウナの世界史;北欧と東欧のサウナ小屋)
第2章 サウナと社会(反体制的サウナ;罪深いサウナ;サウナと政治;サウナとフィクション;精霊と妖精と呪文;フード・アンド・ドリンク;レシピ)
第3章 サウナと健康(アイスバス、コールドバス、ホットバス、シャワー;汗、アウフグース、水分バランス;エチケット、裸になること、衛生;スポーツとサウナ)
第4章 サウナを造る(さまざまな種類のサウナ;ドライかウェットか;場所とデザイン;熱源;喚起;サウナの備品)
著者等紹介
リンデル,イェンス[リンデル,イェンス] [Linder,Jens]
1964年生まれ。料理研究家、作家。スウェーデンの新聞やテレビ・ラジオの料理コーナーを担当。ウプサラ大学文学部卒業。サウナファン
ヴェッタイネン,ステファン[ヴェッタイネン,ステファン]
スウェーデンの料理写真家
羽根由[ハネユカリ]
スウェーデン語翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようへい
14
サウナの習慣化に成功した、と思っていたが忙しくなると全然いけなくなってしまう。忙しい時にこそサウナに行って心身ともにリセットしたいのだが、その時間の確保が難しい。疲れたまま非効率に進めるよりは、サウナ時間を投資と考えて、先の効率化と全体の得を見据えるべきなのに、どうしても現在割引の罠から抜け出せない。良いサウナとは何だろうか。言うまでもない、混んでいないサウナだ。後は全部好み。私はテレビのないサウナが好き。この本を読んでから、サウナの造りを意識してみてみるようになった。どのサウナにも個性があって楽しい。2024/11/20
MASA123
8
「サウナ奉行が熱い石に水をかけるとロウリュが充満した。砂時計の砂が落ちるまで、なにびとも退出してはならぬ。」 このまえ、スーパー銭湯のサウナ室で、石に水をかけていた人がいたが、ロウリュでサウナ室を快適な状態にしていたのだ。自分はロウリュにむせてすかさず退出してしまったが、それはサウナマナー違反だったと本書を読んでわかった。ロウリュは、熱せられたサウナストーン(石)に水をかけて発生する蒸気のこと。 極寒のフィンランドでサウナがいかに大切なものであるかは、ひしひしと感じられた。 2024/03/14
くらーく
3
スウェーデンの料理研究家、作家でありサウナファンの著者が書いたサウナ本。サウナレシピはP.109-127までかな。ふんふん、へーと言いながら読んでいたけど、日本でも江戸時代は蒸し風呂だったので、きっとホットルームには大きな違いは無いのだろうな。アレンジは違いそうだけど。何だか、サウナに行きたくなるのだけど、ここのところ人が多くてゆっくりできないのが残念ですわ。静かなサウナ求む。2024/04/10
mo
1
外国人筆者のサウナビジュアルブック。 日本人が書いてる流行りや効果、美容なんたらじゃなくて、忠実に歴史から北欧各国のサウナまで語られてて興味深く読めた。良い本!2024/06/09
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- 和書
- 本売る日々