内容説明
黒沢明、木下恵介、小津安二郎、野村芳太郎、山田洋次など、戦前・戦後の日本映画90本、中国・台湾・韓国の映画・ドキュメンタリー80本。…東アジアの近代史像が見えてくる!「近くて遠い」日本とアジアの関係を、映画を通して論じた評論。
目次
第1章 映画に見る東アジア近代史(日本人の満洲体験としての『七人の侍』;木下恵介における戦争、そして“公”なるもの;父の肖像―小津安二郎私論 ほか)
第2章 映画に見る東アジアの政治力学(『プライド』と『南京1937』を巡って;『天安門』と『広場』を観て;『在日』を観て ほか)
第3章 貧困の映画、映画の貧困(貧困の映画、映画の貧困;ケン・ローチと山田洋次;『九月の堕天使』)
狂気の映画日誌
著者等紹介
田中秀雄[タナカヒデオ]
昭和27年福岡県生まれ。慶応義塾大学文学部国史学科卒業。日本近代史専攻。卒業後も勤務のかたわら研究を続け、しばしば韓国、中国に渡る。東亜連盟の流れをくむ石原莞爾平和思想研究会所属。無類の映画ファン。丸の内新聞勤務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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