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内容説明
父の転勤で大坂に下っていた榊原楓が三年ぶりに江戸に戻ってきた―。人々から「榊原の小天狗姫様」と称される楓は、男装の女武芸者で、大身旗本の姫ながら常に袴姿で町を歩く、名物じゃじゃ馬姫だった。ある日、腐れ縁の幼馴染みの筒井弥比古とともに、狼藉者から子供を助けた縁で、陰陽師・速水宗一郎と出会う。速水はそのときの御礼に、と源家重代の妖刀「鬚切」を二人に預ける。楓は速水の菩薩のような人柄にすっかり惚れ込んでしまう。ところで、江戸では、女の子が歌うわらべ唄を合図に鬼火がおこるという「わらべ唄火事」が世間をにぎわせていた。楓は弥比古、幼馴染みの嘉一とともに真相を探るが…。第5回富士見ヤングミステリー大賞佳作受賞!破天荒娘が大江戸を駆け回る―愉快な大江戸謎解き草子。
著者等紹介
かたやま和華[カタヤマワカ]
『楓の剣!』で第5回富士見ヤングミステリー大賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋庭誠
2
☆6 大江戸ミステリー。うーん、王道を行くようなミステリーものではあったのだけれど、色々邪魔な要素が多かったような…。まあ変なパロが入っていない分良いのだけれども。2巻以降はあったら買う予定2013/09/22
星野流人
2
大江戸ドタバタ劇……といった感じかしら。ヒロインの楓に、楓の許嫁の弥比古、そして幼なじみの嘉一と、キャラクター陣が好ましい。ストーリーとしては、町中で連続して起こっている火事騒ぎの真相を楓たちが探ろうとするというもの。ミステリーというよりかは、陰陽道なども出てくるため、ファンタジーやホラーに近いのかな? バトルのシーンは必要最低限に抑えられているため、純粋に物語を楽しむことができた。2012/01/09
むつぞー
1
お江戸ミステリ風ラノベ。お江戸とミステリは雰囲気を楽しくということでお願いします。楽しむべきポイントは素直じゃない幼なじみ2人の関係と会話。おもしろかったです。2009/08/23
illsign
0
推理要素は弱く、文章は下手。特に比喩はないほうがましなのが多く全部削って書き直してほしい。しかしストーリーはきっちり分かりやすく、驚きを用意してくれているし、キャラも個人的にはどうかと思うのもあるが、それぞれ書き分けられており魅力的といっていい。あと作者が江戸好きっても納得な細かいディテールや豆ネタで引き込んでくれるので、総合的には大説ではないが、好感を持てる小説といったところ。僕は好きです。2014/07/26
ピョン桔
0
玄関 部屋の近く2013/05/16