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内容説明
不意に後ろから抱かれていた。魔夜美は耳に息づかいを感じる。多希の顔がすぐ横にある。―あわわわわ…。どうしよう…。「魔夜美さん…」多希がせつなそうな声をあげた。身体に回された手にさらに力がこもる。―あたしは煉四郎のことが好きなんだ。伝説の詐欺師の弟子で“詐術師”の風堂煉四郎と伝説の詐欺師の娘、霊元魔夜美はささいな誤解がきっかけで決別していた。互いに自分の心に嘘をつきながら…。いま魔夜美は改めて自分の気持ちに気づいた。そのころ新都心では煉四郎を狙う凄腕の刑事―もしかしたら彼らの救いとなる男―が動き始めた。一度狂った歯車は元のように回り始めるのだろうか…。嘘つきが格好良く嘘をつくコンフィデンシャル・ストーリー最終巻。
著者等紹介
水城正太郎[ミズキショウタロウ]
「ホビー・データ」を経て、現在ゲーム製作集団「Aチーム」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。