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内容説明
「騒げば命がないと思え」首もとに突きつけられた短剣。鳴は言葉を失った。向けられた切っ先よりも冷ややかな、颯音の瞳に愕然としながら―。異能の力を受け入れてくれる戸谷ノ庄で、しばしの安息の日々を送る鳴と颯音。だが、異能集団「狐」を裏切った颯音に対し、組織から刺客が放たれる。二人で生きると誓った言葉を真実にするため戦いに赴く颯音を、鳴は送り出す。信じているから。共に生きると約束したから。しかし、戦いを終えた颯音は、鳴に関する記憶を、失っていた。時は五百年の昔、戦乱の世。なくしてしまった大切な想いを取り戻すための戦いが、始まった。
著者等紹介
時海結以[トキウミユイ]
1月6日生まれ。長野県在住。歴史博物館の資料調査研究員として、様々な遺跡の発掘に携わるほか、パズル作家としても活躍。第二回富士見ヤングミステリー大賞準入選の『業多姫』シリーズが小説デビューとなる
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