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内容説明
「青山君は優しいのね…でも、いまの私には逆に辛いわ…」。市ヶ谷一美は、本心を漏らした。正吾の温かな心にふれたとき、自分の弱さや卑しさに嫌悪を覚える。一美の瞳には静かに涙がたまっていった。「いいじゃないですか、それで」。正吾は笑顔で応じた。「トーカが市ヶ谷先輩を選んだなら、それが正解なんです」。今回「天使」トーカに生と死の間に召喚されたのは市ヶ谷一美だった。彼女はある一日―2月14日という恋人達にとって特別な日を三回繰り返すうちに、殺人事件の解決を目指す。自分の強さだけを信じて。タイム・ループ・ミステリー。
著者等紹介
新井輝[アライテル]
「ホビー・データ」を経て現在フリー。ゲーム製作のノウハウをもとに、小説家として本格始動…現在は、小説だけでなく幅広く活動中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
J・Kaiyou3426
2
読了。今回は正吾が主人公ではなく、市ヶ谷先輩が主人公で、正吾が主人公だった時よりも好きかも知れない。ミステリー要素としては、あまり無くシリーズの中では、ちょっと新鮮な感じがした。 次巻は短編集とのことで、どのような展開になるか今から楽しみ。2015/05/31
ゲシャン
2
今作ではツンデレな一美が主人公で舞台はバレンタイン。再読なのでなんとなく展開は覚えているのだけど、全然事件の解決に動こうとしない彼女を見てると少しイライラしてきました。彼女は彼女で面倒な人だなーとか思ったり。最後のどんでん返しで読んでてやられたって気がしましたが、相変わらず綺麗に終わってて良かったです。2014/01/13
tuppo
0
うまいこと言った感に酔ってる感じがビミョウ。2013/12/07
schizophonic
0
ちょっと変化球を投げてきたかなという感じ。犯人を見つけられぬまま3回殺されたらゲームオーバーな特殊設定から考えうるストーリーのヴァリエーションを、限界までやり抜こうとしたという点は評価します。2013/03/01
吉良
0
ミステリー要素はかなり薄め。というかほぼ皆無。なんとなくもやっとした読後感。つまらなくはないんだけど、特別面白いってわけでもないかなあ…。2013/04/14