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内容説明
「ねえ…。手をつながない?」いつも通り何の脈絡もなく、幼馴染みの天辻夜火が口にした。ツクミのいつも通りの平穏な放課後―。幼馴染みのわがままを、面倒くさがりながらも断れないごく平凡な高校生・司馬尽海の平穏は、『月の卵』を手にしたときから一変する。『月の卵』を狙う「夜の種族」に襲われ逃亡する中で、ツクミは世界の真実を知ってしまう。太陽のない空。強大な魔力を統べる「月光原書」の存在。そしてヨカが抱える秘密―。ツクミの世界が音を立てて崩れる中、ただひとつ彼に残されたのは、幼きあの夜、少女と交わした約束だけ―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タカユキ
6
なんとも無難な出来ですなぁ。世界観や設定は悪くないけど、演出が弱いせいで盛り上がり切れずに終わってしまった。とっとと願いを叶えりゃいいのにわざわざ待ってくれる敵とか、ヒロインが主人公を選んだ理由が無いところとか、残念で勿体ない。2013/04/10
みどり
3
打ち切り!気持ちいほどの打ち切り!とりあえず、二人は一緒に居られるようだけど。2018/11/28
あかふく
3
たとえ書物が、言葉が、何かを表象する欺瞞に満ちた、それ自体を、示さないもので、あったとしても、そこに書物として、あること、また、刻まれた文字が、感じられること、このことは疑いようもなく、真実なのだ。触れる、そして感じる、そこで、思考をはじめるか、それは、わからないが、そこにあるものを、見ることから、読書は、はじまるのでは、ないだろうか。そこで読まれるものが、きっと、原書なのだ。2013/05/27
notDo
2
ツクミとヨカの関係性や物語には楽しめました。トアサ関連に不安が残るのでちょっと心配な面も。全体としては、こじんまりしてるかな。2013/03/31
jr5477
2
ストーリー:3 設定:4 文章:5 人物:5 世界観がわかりにくいせいかすごく取っつきにくかった。長さの割に説明が不足していると言うか全体的に淡白で緊張感がない。バトルシーンに於いても同じ。もっと熱の入れる所をはっきりさせた方がいいと感じた。発想は悪く無いと思うので勿体無い感が強かった。2013/03/27