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内容説明
勇者試験直前に魔王が倒されてしまい、勇者になれなかった少年ラウル。幼い頃からの夢が破れて腐っていたラウルは、王都にあるマジックショップで働く日々を送っていた。そんなある日、一人のバイト志望が驚愕の履歴書を持ってショップに現れる―。名前・フィノ、前職・魔王の世継ぎ、志望動機・親父が倒されたから。魔王の子供・フィノの教育系に指名されたラウルだったが…。「敬語ってのはな、丁寧な、かたい感じの言葉遣いだよ」「フハハハハ。よくぞ我がレジまでたどりついたな、お客様め!」「ストップ!ストップ!…いったん落ち着こうか」勇者の卵と魔王の卵が織りなす、ハイテンション労働コメディ。第23回ファンタジア大賞金賞受賞作。
著者等紹介
左京潤[サキョウジュン]
静岡県出身。『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』で第23回ファンタジア大賞金賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
35
勇者を目指して人生の全てを賭けていたラウル。しかし勇者試験直前に魔王が倒され勇者の道が閉ざされてしまう。幼い頃からの夢が破れた今、王都のマジックショップで働いていた。そんなある日、一人のバイト志望が現れ履歴書を落としていく。そこに書かれていたのはなんと魔王の子供?勇者になれなかったラウルと魔王の子供フィノがおりなすハイテンション労働コメディ作品。今秋アニメ原作で積んであったのを読む。アニメとは随分違うんだなwまずレオン王都店に同僚のアルバイト女性が登場しないし、お隣にローソン自体存在しないんだねwそれに→2013/11/08
星野流人
22
RPGの勇者と魔王の世界観をショップでの労働に落とし込んだ、小売業ファンタジー。RPGによくある設定をうまく活かして“はたらく”という行為とのギャップを作り出し、おもしろおかしいストーリーになっていたのが良かった。また、一見バラバラに見えたストーリーも、クライマックスで見事に前半から中盤にかけての要素を(多少粗削りだったとはいえ)回収していたのも良かった。フィノの言葉から、「はたらく」ということの意味を知ることができたのも、個人的には大きな収穫。2013/02/11
アウル
18
友達から借本。えらい読みやすかった。フィノが原作とアニメでは全然違っているな。人間界に全然慣れて無くていろんな事を一から学んでいくフィノが可愛かった。前半のコメディ日常パートは良かったが後半からのシリアスパートはイマイチ盛り上がらなかったな。2013/11/07
王蠱
14
世界観の設定は残念気味(なんでも魔法化すりゃいいもんじゃないと思う)が仲間サイドのキャラは本当にいい奴らばかりで安心して読めた。素直&頑張り屋なヒロインって大好き2012/01/29
1_k
14
流行りのがっかり系ファンタジーにのっているように見えて、それでいて新しい切り口と卒のない展開、そして言いたいことはシリアスパートでちゃんと主張する。新人とは思えない安定したレベル。ベテランの先生でもっとヒドイ作品が出てくることは十分ある。新人賞受賞作として、非常に納得が行く。どの新人賞作品もコレくらいレベル高ければいいのに。2012/01/26
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