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内容説明
僕にはよくわからないが、どうも世間の皆様が言うには「神は死んだ」のだそうだ。哲学的な意味じゃない。ある時期―具体的には今から十七年前から、妙な力を持った子供が生まれるようになった。異形の力を持つ者たち、現在、最高齢十七歳。つまり、僕たちの毎日は生半可じゃない戦いの日々ってわけだ。そんな過酷な時代に生まれた宮殿芳一こと僕は、平和と平穏をこよなく愛する高校生。でも、入学した聖湘学園は平和とはほど遠い学校だった。美少女に襲われ、DQNに絡まれ、最強に狙われって…全然安らげないじゃないか!こうなったら自分が頂点に立つしかない!…のかな。
著者等紹介
水城正太郎[ミズキショウタロウ]
『東京ダブロイド』シリーズ(富士見ミステリー文庫)、『いちばんうしろの大魔王』シリーズ(HJ文庫)。『ホビー・データ』を経て、現在ライター集団A‐TEAM主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュエパイ
2
それぞれがギフトを授けられ、心の強さと広さに見合った力を発揮するものばかりが集められた学園の、戦いの日々。その中で、心にとどけと歌い演奏するだけの少年の力。私の一番好きな歌手さんも、+singと歌っているのです。「音楽なら、誰もきっと、傷つけることは無い」と。その手に握る武器は無く、鋼鉄の体も、使役すべきもの無く、決して無敵の超人ではないけれど。だからきっと、みんなで楽しく寄り添える力の行く先が、楽しみなのです。2011/10/27
ころん
2
不良ばかりが集まる聖湘学園を舞台に繰り広げられる異能バトルもの。異能ありの不良ラノベという感じ?どことなく硬派な雰囲気が素敵。キャラが傾奇者という言葉が似合うような奴らばかりだし、主要キャラが男子>女子という比率も面白い。ただ、とんとん拍子に話が進んでしまってあっという間に終わってしまったのが残念。これから、キャラ達がどんな話を作っていくのか、すごく楽しみです。2011/10/23
無銘
1
17年前から異能者が生まれるようになった世界で世紀末風味な高校に入学してしまった主人公が愉快な仲間たちとバトる話。面白かった。個性的な面々が揃ってて一人一人にスポットを当てて語られるのが良い。表紙の佳乃は特にヒロインという訳ではなく(というか女性が2名しかいない…)、ラブコメ的展開よりも雪千代との友情展開がメインだった。なんか彼との出会いに始まって彼との対峙で終わった感じだし。完全に規格外な創海を除いて、この巻で学園を制覇してしまった感があるので、次巻は外部とバトルか?なんか大番長を彷彿とさせて面白いぞ。2011/11/17
ハロサイ
1
能力者が大半を占める学校で、絶対的能力者の創海により定められた学年別最強決定戦。音楽能力を持つ主人公が、鉄の腕、不死身、盲目の女剣士、猫娘などを抑え、毒虫使いを倒す話。知能系もいるのに力勝負で敗者を好きにできるルールや、敗者でも別の相手には勝負OKって複数の勝者から矛盾した命令されたり、三すくみな関係になったらどうすんだとか、作り込みが拙い。それに都合よく能力に目覚めるより最後まで音楽能力を工夫して欲しかった。1能力者1章の構成は分かりやすくて良かった。[☆☆☆--]2011/11/05
まぁ
1
話自体は面白かったけど、たんたんと話が進み過ぎてあまりにもあっさりし過ぎだと思いました。もう少し掘り下げて書いてくれたらいいなぁって思ったけどそれらは次巻からに期待することに。2011/10/23