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内容説明
魔精霊アトン復活の噂がアレクラスト大陸を駈けぬけ、大陸の勢力は二分しつつあった。世界中がきな臭い空気に包まれる中、魔法の王国からエリスティアがリウイを訪ねてきた。その背にはラムリアースの宝剣ヴァンブレードが!それこそがリウイたちの探し求める“魔法王の剣”だった。魔法戦士のみが使いこなせるというその剣をリウイが手にしたとき、わずかな光に向かって最後の試練が始まった。しかしすでに暴徒化した市民がオーファンを埋め尽くし、世界の終末は刻一刻と確実に迫っていた。アレクラスト大陸、魔法戦士神話、ついに完結。
著者等紹介
水野良[ミズノリョウ]
1963年7月13日、大阪に生まれ、京都府宇治市育ち、現在神戸在中。小説家・ゲームデザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オルガ
6
リウイシリーズの最終巻。しかし内容は満足より不満のほうが多いかな。ソードワールドの重要人物であるルキアルについて語られていたのはいいとして分量を割きすぎだったと思う。自分としてはパーンやディードといったキャラにもっと活躍して欲しかったし、どうせならバブリーズやへっぽこみたいなリプレイのキャラも出してほしかったな。あとミレルがメインヒロインなのはいいとして唐突すぎて感情移入しにくかった。不満も多かったけどラストは綺麗に決まっていたので許容範囲内としておこう2013/11/14
てんぱい
5
これにて完結。 あとがきにある『無の砂漠に集う冒険者はソード・ワールド1.0を遊んでくれたすべての方々のキャラクターだと思って書きました。』に心打たれる。散々遊んだ当時を鮮明に思い出した。2013/07/20
barcarola
4
長編というよりは連作短編。アガサ・クリスティーのファンならば「ビッグ4」を思い出すような構成。SW1.0を完結させる意味合いもあるのだろうか、あまりにもいろいろなことが起こっているのだが、それぞれの話が薄くなってしまっている。エピソードはもう少し絞ってほしかった。良かったのはエピローグ。応援していたキャラクターだったこともあって。2017/06/10
sasashin
4
シリーズ完結巻。メリッサは三歩下がってついてくるだけ、ジーニは特性がリウイと丸被りで存在感なし、アイラは眼鏡以外の持ちネタなし……とシリーズ途中からパーティメンバーの劣化が進む中、ミレルさんはマジ正ヒロインであった。2014/10/07
よしQ
4
約20年もの間読み続けてきたシリーズがついに完結。ヒロインが山のように出てきたシリーズだったけどリウイが最後に1人だけを選び取ったのはとても良かった。最後の方はストーリーというよりフォーセリア世界の設定紹介小説みたいになっちゃったけど、ソードワールド1.0のグランドフィナーレとも言える本作の結末を見れて感無量です。2012/09/10