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内容説明
人々が新たなる技術を求め、異教徒の住む地へ領土を広げようとしている時代。錬金術師の青年クースラは、研究の過程で教会に背く行動を取ったとして、昔なじみの錬金術師ウェランドと共に、戦争の前線の町グルベッティの工房に送られることになる。グルベッティの町で、クースラたちは前任の錬金術師が謎の死を遂げたことを知る。そして辿り着いた工房では、フェネシスと名乗る白い修道女が二人を待ち受けていた。彼女の目的は、クースラたちの“監視”だというが―?眠らない錬金術師クースラと白い修道女フェネシスが紡ぐ、その「先」の世界を目指すファンタジー、開幕。
著者等紹介
支倉凍砂[ハセクライスナ]
ライトノベル作家。1982年12月27日生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とら
130
恐ろしいほど動きは無い、物語の展開はほぼ無い、キャラクターが感情の変化に乏しい…そんな作品なのに、心は動かされる。もの凄く良い感じでまとまっている。この巻だけで終わらせていいくらいだ。本当に無駄はほぼ皆無であり、続きを描くなら錬金術師修道女騎士団その他諸々違う所を目的としていて、そこに向かって猛進するしかないのだが…まあ旅かな?自分のマグダラを目指して。この巻では多分自分の予想するところの一割程度しか物語が進行しなかった(笑)ので、序章なのは間違い無い。続きを読むべきか…?これ以上の面白さがあるなら読む!2014/01/16
岡本
112
「狼と香辛料」の著者・支倉凍砂氏の新作。四年近く積んでたので新作感は薄いですがそろそろ読まねばと思い読了。前作の世界観を引き継ぐかの様な中世錬金術士モノ&ケモミミヒロイン。まだ正体などはっきり説明されていないので追々楽しみにしています。前作に引き続き今作も楽しませてもらいます。次巻以降も積んであるので続きも読まねば。2016/08/20
朝夜
100
『錬金術師の世界へようこそ』読了。また獣耳ですかッ!?(オチツケ やはり読んでいてホロと比べてしまいますね(笑) 今回のシリーズでは主人公の方がヒロインをてだまに取り、からかってるみたいですね。守ってあげたい系のヒロインは最近では稀少です。 マグダラに向かい猛進するクースラと人でなしのウェランドだとどっちがマトモか…次巻以降も早く読みたいと思います2013/08/20
た〜
73
主人公の名前が「利子」だったり前シリーズの内容からしてマネーゲームかと思いきや、そうではなさそう。でも心理戦の応酬なあたりはいい意味で前シリーズに似ているかな。ヒロインが能動的に主人公を巻き込む正確ではないところは違っているけれど〇〇(ネタバレ自粛)なところは共通している2016/03/13
中性色
68
この人ただ単純にケモミミスキーじゃないのか……。前作と考えると主人公とヒロインの立ち位置っつーかキャラクター性は真逆になってる感じかな。この人の場合、直接的な文章で書かないだけで結構主人公とヒロインのイチャイチャ度が激しいタイプの人なので、そこら辺どうなるかなぁと。個人的にはイリーネさんも気になるっちゃ気になるんだけど。2015/05/28