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内容説明
佐藤光一は、打ちのめされていた。自慢だった銀髪に黒髪が生え始め、中途半端なプリン頭になるほどに。「―私は一度世界を滅ぼしたんだよ、コーイチ君」明日菜の声が、脳内で反響し続けている。それは残酷な真実。『一周目の世界』で自分はアルルも世界も守れなかったのだ!現実の重さに途方に暮れる光一を、心配する広美やアルル。折しもクリスマス直前、広美には、光一に思い出してほしい大事な「約束」があった。だが、光一は広美との「約束」を思い出す暇もなく、月陽奏麻との強制デートに連行されることに―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUWAGATA
6
クライマックスに向けて怒涛の行進。しかし35小隊でも常々感じてることだけど、この作者さんは伏線などの構成力は高いのに、背景や情景の描写は壊滅的にアウトだなあ(笑)2013/09/17
張 五飛
6
前巻で明らかになった明日菜の過去を描きつつ、真実を知って無気力になった光一が立ち上がるまでを描いた4巻。謎だらけだった明日菜の過去やついに現れた「神」の正体などクライマックスに向けていよいよ真実が明らかになってきましたね。決意を砕かれたと同時に驚愕の事実を知ってしまった光一は果たして世界を救えるのか、どんなハッピーエンドを迎えるのか、最終巻が楽しみ。しかし今回もロリ宮ちゃんは可愛いなぁ!コスプレしたり嫉妬したりともうホントに可愛い。cv.あおちゃんで脳内再生余裕でした!2011/05/04
issui_1013
5
コーイチがコーイチであるということを取り戻すためのエピソードの間に、アスナの過去が加わってドシリアス一辺倒な最新刊。コーイチのコーイチらしさは、やはり彼の強がりに起因してるわけで、(若干間違った方向であるとは言え)絶え間ぬ努力の上に成り立っている辺り主人公だな、って感じ。というか図らずもアスナの過去に涙腺緩んだんですけどね…いやそんなこったろうと思ってたんですけど、最期のアルルの言葉が反則過ぎて…うぅ。次巻で最終巻だそうで寂しいですが、綺麗に着地してくれますように。2011/04/24
ひかど
4
前の世界での重みが上手く出ていたと思います。特に前の世界で自信の能力に苦しみ、それに抵抗していた明日菜が良かったですね。今の世界では相変わらず光一のバカさには笑ってしまいましたが、これがこの作品の主人公なので仕方が無いwでも、この窮地を如何にして切り抜けるか、最後の巻には期待します。2011/09/22
くあてぃ
4
次で最終巻とはずいぶん急な展開。もうちょっとバトルが欲しかった気もする(特に1週目の世界を壊滅に追いやったネメシスとか)弱い能力をいかにして使って強敵を倒すかというのがよかったのだけれど。最後どうまとめるのかが楽しみ。2011/05/09