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内容説明
「マルクさん。あたしだって、勉強とかしてるんですよ?」アイシャの戦闘能力は、以前とは比べものにならなかった。まさかの精霊攻撃―“魔眼”を“クフ・リーン”に直接浴びせると同時に強烈なかかと落としと中段蹴りをマルクに見舞う。そして、なんとか身を起こしたマルクに、少女は攻勢に見合わぬ声で乞うた。「マルクさん、考え直してくれませんか?マルクさんと戦いたくなんてないんです。でも、…あたしはここの番人なんです」エルミナの過去と秘密が明らかになり、心ならずも対決することになる使用人たち。そこにあるすべての想いを守りたいと願うマルクだが―?蜃気楼の屋敷の住人同士が激突する内乱編。
著者等紹介
手島史詞[テシマフミノリ]
第19回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作「沙の園に唄って」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のれん
10
夢を見ているかのような記憶の混濁が描かれる。伏線解放巻なわけだが、どの描写が本当なのか分からない部分があった。 わざと曖昧にしているのではなく、最後は怒濤の種明かしをしているのでそういう意図はなかったのだろうけど、正直読みにくかった。 エミリオからの挑戦も混沌としたシナリオ整理を意識してしまう。 が、それでも姉妹たちのすれ違いとそれを繋ぎ止める執事の真摯さには胸打たれる。 なによりホッとしたのは無表情で執事を嗜める物静かな女性こそがエミリアだったこと。今巻最後の独白が台詞じゃない所がなんとも彼女らしい。2021/02/25
晦夢
8
眠り姫編完結。エルミナとエミリオの謎が明らかになる。2013/12/04
ひーたろー
6
どっちがエルミナでどっちがエミリオなんだか…。しかしこの小説、それぞれに思惑があるせいなのか、主張が強すぎるせいなのか、よく内輪でバトルしてるよなぁ…。2017/04/13
紅羽
6
眠り姫編完結。姉妹の話は最初は一度で理解出来ず、もう一度読む事で何とか整理できました。想像以上に複雑でした。ふわふわした感じのマルクも、ようやく気持ちが固まり、後半戦へ。残りの本も積読本の山から発掘出来たので、一気に読みたいところです。2013/04/25
ダージリン
6
双子入れ替わりは頭がぐるぐるしましたが、大筋は了解したつもりです。マルクもやっと自分の気持ちに決着をつけましたね。これからもがんばれ!たぶんいろいろ大変だよ(笑)2010/05/25
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