富士見ファンタジア文庫<br> 花守の竜の叙情詩(リリカ)〈2〉

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富士見ファンタジア文庫
花守の竜の叙情詩(リリカ)〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 334p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829134696
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「これから、俺と君とで旅に出る。捕まれば、命はない」その一言から、二人の長い旅が始まった。囚われの王女アマポーラと、王位継承に敗れた第二王子テオバルト。支配した者とされた者。反発していた二人は、やがて恋に落ちた。だが―旅路の果てに待ち受けていたのは、辛く、悲しい別れだった。忘れられない。傍にいることはできないけれど、あなたのために生きていく。共に誓う二人だったが、テオバルトには生命の危機が、そして、アマポーラには望まぬ婚姻が舞い込んでくる。「テオバルト。愛しているから、あなたを…」無慈悲な運命にあらがい、立ち向かう。強く切ない愛の物語。

著者等紹介

淡路帆希[アワミチホマレ]
第17回ファンタジア長編小説大賞にて準入選。大阪府在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

28
再読。宿命の愛を描いた物語の第二弾。アマポーラのため、銀竜となり悪魔を狩る運命を背負ったテオバルト。テオバルトの帰りを待ち続けるアマポーラ。二人の前に更に過酷な運命が突きつけられる話。もともと前巻で完結していた物語だったので、設定に多少の無理はありましたが、今回も中々に良かったです。二人の前に立ち塞がる無慈悲な運命。そんな運命に抗い、お互いのことを想い合う二人の姿が何よりも印象的で心に残りました。別れた二人の辛さと健気さが痛いほど胸に伝わってきますね。エレンも良い子過ぎて泣ける。涙腺に来る作品だ。2016/09/20

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

22
羊飼いの娘として暮らすことになったアマポーラたち。しかしそこでの生活はそう簡単ではなく・・。シリーズ第2弾。前巻よりも恋愛要素が強め。分かりやすい敵が登場したこともあって物語が引き締まった感じ。ある意味ガエタノがああいう人で良かったかも。次はいよいよ最終巻。どういう結末になるのか続編が楽しみです。★★★2012/04/30

紫鈴

9
一巻完結の悲恋ものだと思っていたが、続きがあると知って喜んだのに、なにこのそれぞれ苦難の連続。しかもやっと再会できたと思ったのに、またですか・・。心根の優しい人々(一部を除く)に心が動かされる。次巻にはきっと2人が幸せになれると信じて。☆52016/04/24

ひーたろー

7
お約束な展開ではあるのだけれど、丁寧に書かれているので、心にじんわりきます。口絵についてるモノローグが良い感じです。2012/08/17

ナカショー

6
アマポーラとエレンを守るために、彼女たちの元を離れるという辛い選択をしたテオバルト。そんな彼を今でも待っているアマポーラの儚さと健気さが一心に伝わってきて辛かったです。ホント、ポーラ強くなって……。そんな中テオバルトの方にも生命の危機があったが、なんやかんやあって命の危機を脱する。しかし、そんな彼を救うのに一筋縄ではいかず切ないラストだったのが印象的でした。次が最終巻。ハッピーエンドであって欲しい。2020/11/24

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