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内容説明
「ごきげんよう。あたしはクリスティーナ。そこのマルクはあたしの弟なんですの。―この街にはとっても綺麗な女の子が住んでいるって聞いてやってきたの」真っ赤な口紅にドレス、明るい茶髪は縦ロールというド派手な出で立ちでマルクとアイシャのあとをつけてきた不審者―それは、マルクの姉、ではなく女装の兄・クリスだった。クリスの目的はエルミナとの対面だという。変態兄貴を主から遠ざけようとするマルクの努力もなんのその、クリスは蜃気楼の屋敷に滞在することに。しかも、甘いお菓子とトークであのエルミナを笑わせた!そんな中、侍女のアイシャの様子がおかしくなって…。
著者等紹介
手島史詞[テシマフミノリ]
第19回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作「沙の園に唄って」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梅みかん
10
あとがきを読んで妙に納得。今回は「身内」がテーマ。中でもセリアとアーロンには驚き。そして、特定の方面に鈍い男達。アイシャも成長。2021/02/19
ダージリン
9
今回はアイシャの物語なんですが、印象が強いのはカナメとドミニクさんですね~。クリスの登場さえ、少しかすんで見えました。裏テーマは父と娘でしょうか(笑)2010/05/12
みや
6
マルクの兄が強烈だった。アイシャの過去に触れる話だったけど、登場人物それぞれの身内が出てきて楽しかった。ドミニクってできる男だったんだなぁ。2014/04/17
紫鈴
5
マルク兄→姉がなかなか個性的で好み。今回はそれぞれ血縁が絡む巻でした。結局、戦った相手を使用人に取り込むスタイルなのですね。戦闘力の高い使用人が集まるのは黒執事・・・(ゲフンゲフン)。まぁそれぞれの過去や血縁関係が明らかになりアーロンさんの素顔も分かり、掘ったらまだまだ謎が出てきそうなドミニクさんが良い。☆32018/05/15
みどり
5
結局2巻が見つからないまま3巻以降に手を出す羽目に。でも残りは全部そろっているのでおいおい想像で2巻のバトルや経緯は明らかになると信じて。出てきたときに読み返す方向で。今回は、たぶん前巻を引きずっているので少々の違和感は否めないが、これから読み進む10冊で補えると信じて読み進むのみ。2017/04/26