- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
内容説明
ヴァレンシュタイン家の広大な庭の木々が倒れた朝、招かれざる客―強大な契約者が三名来訪した。執事・マルクの丁寧な接客の結果、彼に四つの使命が加わった。一つ、屋敷を襲撃した三名の契約者の速やかなる排除。一つ、その契約者たちがいかなる情報を入手し襲撃したのか調査。一つ、在るはずのない存在と現象を許容し、それを理解、対処できる庭師の確保。一つ、…新たなメガネの購入。その使命を果たすため、屋敷を出る許可を美貌の当主・エルミナに申し出たところ、エルミナも一緒に行くと言い出して…。
著者等紹介
手島史詞[テシマフミノリ]
第19回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作「沙の園に唄って」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のれん
12
前巻とは打って変わって、あくどいキャラが出てきたり、残虐描写に凝ったりとシリーズ化によって少々変わった部分が印象的。 対してエルミナが主から少女に変化する様をちょくちょく見せてくる所がニクイ。マルクが気づかない所はお約束ではあるのだけれど、エルミナの態度はそりゃ気づかなくてもおかしくない面倒くささ。 こりゃお似合いのバカップル誕生か。 しかし、寡黙で優しい大男(ボケ担当)+戦闘狂だが繊細な少女(ツッコミ担当)という組み合わせが作者は好きなようで。まぁ、とても画になるので多用したくなるのも分かる。2020/11/16
梅みかん
11
カナメの葛藤、意外と抜け目ないアーロン、性格が不気味すぎるヨハエルなど、個性的な人物が新たに登場。 エルミナの抱える事情の一端、欠片が見えた感じ。夜のマルクの強さは、かなりのもの。2021/02/15
紫鈴
11
この巻でもマルクの災難は続きます。お金は飛んで出ていくし、無意識に命令されるし、なにより痛そうです。新しい契約者たちのアクが強すぎます。それぞれ抱えた秘密を、早くみんなが共有できたらいいのにな。☆42017/11/05
みや
8
マルクは今回も踏んだり蹴ったりで貧乏執事まっしぐら(笑)エルミナの謎も少し明かされ、キャラも増えて賑やかになってきた。ドミニクの豹変ぶりに笑えた。2014/04/16
晦夢
8
新キャラも増えて賑やかになったな。相変わらず勘違いが多いな。中々面白い。2013/11/18
-
- 和書
- ハヤブサ消防団